午後:債券サマリー 先物は反落、20年債入札結果を好感した買いは広がらず
20日の債券市場で、先物中心限月3月限は反落。20年債入札の強めの結果を受けて一時プラス圏に浮上したものの、追随買いは広がらず再び下げに転じた。
19日の米債券市場はプレジデントデーの祝日のため休場だったが、この日の時間外取引で米長期金利が4.3%台に上昇したことが影響し、債券先物は売り優勢でスタート。日銀のマイナス金利解除の観測が根強いことも重荷となっており、午前10時10分過ぎには146円08銭まで軟化する場面があった。ただ、20年債入札の結果で需要の底堅さが確認されると投資家は買いで反応し、先物は後場寄り直後に一時146円35銭まで上昇。小さければ好調とされるテール(平均落札価格と最低落札価格の差)が4銭と前回(1月18日)の24銭から縮小し、応札倍率が3.85倍と前回の3.13倍を上回ったことが好感された。とはいえ、更に買い上がる勢いには乏しく、引けにかけては上値の重さが意識されるかたちで売りが優勢となった。
先物3月限の終値は、前日比6銭安の146円18銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、午後3時時点で前日比0.005%低下の0.725%で推移している。
出所:MINKABU PRESS
19日の米債券市場はプレジデントデーの祝日のため休場だったが、この日の時間外取引で米長期金利が4.3%台に上昇したことが影響し、債券先物は売り優勢でスタート。日銀のマイナス金利解除の観測が根強いことも重荷となっており、午前10時10分過ぎには146円08銭まで軟化する場面があった。ただ、20年債入札の結果で需要の底堅さが確認されると投資家は買いで反応し、先物は後場寄り直後に一時146円35銭まで上昇。小さければ好調とされるテール(平均落札価格と最低落札価格の差)が4銭と前回(1月18日)の24銭から縮小し、応札倍率が3.85倍と前回の3.13倍を上回ったことが好感された。とはいえ、更に買い上がる勢いには乏しく、引けにかけては上値の重さが意識されるかたちで売りが優勢となった。
先物3月限の終値は、前日比6銭安の146円18銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、午後3時時点で前日比0.005%低下の0.725%で推移している。
出所:MINKABU PRESS
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