午前:債券サマリー 先物は反発、日銀の政策正常化観測が後退

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2024/02/15 11:34
 15日午前の債券市場で、先物中心限月3月限は反発。前日の米債券高が支援材料となったほか、日銀による政策正常化観測が後退したことが相場を押し上げた。

 内閣府が朝方発表した23年10~12月期の国内総生産(GDP)速報値が市場予想に反してマイナス成長となったことで、市場では日銀が金融政策の正常化に向けて積極的に動きにくくなるとの見方が広がった。加えて、14日の米長期債相場が反発(金利は低下)したことも買い安心感につながり、債券先物は一時146円43銭まで上伸した。なお、日銀は「残存期間1年超3年以下」「同3年超5年以下」「同10年超25年以下」「同25年超」を対象とする国債買いオペを通知した。

 午前11時の先物3月限の終値は、前日比43銭高の146円37銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、前日比0.035%低下の0.715%で推移している。

出所:MINKABU PRESS
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