SECカーボ、今期経常を一転38%増益に上方修正、配当も32円増額

配信元:株探
投稿:2024/02/13 15:00
 SECカーボン <5304> [東証S] が2月13日大引け後(15:00)に決算を発表。24年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比75.1%増の85.3億円に拡大した。
 併せて、通期の同利益を従来予想の69億円→105億円(前期は76.1億円)に52.2%上方修正し、一転して38.0%増益見通しとなった。

 会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の12.4億円→48.4億円(前年同期は45.6億円)に3.9倍増額し、一転して6.1%増益計算になる。

 業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の204円→236円(前期は1→5の株式分割前で320円)に増額修正した。

 直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比57.2%増の28.8億円に拡大し、売上営業利益率は前年同期の22.9%→30.8%に大幅上昇した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  売上高については、アルミニウム製錬用カソードブロックの販売は、アルミニウム製錬所の堅調な更新需要に支えられ好調ですが、人造黒鉛電極の販売は、国内外において粗鋼生産が伸び悩んでいることにより、需要が低迷しております。このことから、売上高は、前回予想を下回る見込みです。一方、各利益については、原料や電力の価格が想定よりも抑えられたことや円安による輸出の採算性向上により、前回予想を上回る見込みです。 以上により、2024年3月期通期の連結業績予想を修正いたします。 なお、本連結業績予想において、第4四半期以降の為替レートは、1 ドルにつき140.00円で算出しております。

  当社は、株主の皆様への永続的かつ安定的な利益還元を経営の最重要課題と考えており、剰余金の配当につきましては、各事業年度の業績を勘案し、企業体質の強化のための投資等に必要な内部留保を確保しながらできる限り安定的に実施していくことを配当の基本方針としております。 2024年3月期の期末配当につきましては、当第3四半期までの連結業績が堅調に推移したことを受けて、当期の期末配当予想を1株当たり66円とすることといたしました。(注)本資料に記載されている業績予想等は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。
配信元: 株探

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