日本紙、今期経常を17％下方修正

　日本製紙 <3863> [東証Ｐ] が2月9日大引け後(15:00)に決算を発表。24年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常損益は76億円の黒字(前年同期は195億円の赤字)に浮上して着地した。
　しかしながら、併せて通期の同損益を従来予想の180億円の黒字→150億円の黒字(前期は245億円の赤字)に16.7％下方修正した。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常損益も従来予想の122億円の黒字→92.2億円の黒字(前年同期は171億円の赤字)に24.5％減額した計算になる。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常損益は18.2億円の黒字(前年同期は121億円の赤字)に浮上し、売上営業損益率は前年同期の-3.6％→1.5％に急改善した。

株探ニュース