カネカ、今期経常を一転11％減益に下方修正

　カネカ <4118> [東証Ｐ] が2月8日大引け後(16:00)に決算を発表。24年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比27.3％減の193億円に減った。
　併せて、通期の同利益を従来予想の335億円→287億円(前期は324億円)に14.3％下方修正し、一転して11.4％減益見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の207億円→159億円(前年同期は98.9億円)に23.1％減額し、増益率が2.1倍→61.3％増に縮小する計算になる。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比61.9％増の66.1億円に拡大し、売上営業利益率は前年同期の3.6％→4.6％に改善した。

株探ニュース