Tワークス、前期最終を一転赤字に下方修正、配当は5円増額(訂正)

配信元:株探
投稿:2024/02/06 15:00
 トレードワークス <3997> [東証S] が2月6日大引け後(15:00)に業績・配当修正を発表。23年12月期の連結最終損益を従来予想の2億2000万円の黒字→5300万円の赤字(前の期は2億円の黒字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。

 会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した7-12月期(下期)の連結最終損益も従来予想の2億3600万円の黒字→3700万円の赤字(前年同期は1500万円の黒字)に減額し、一転して赤字計算になる。

 同時に、期末一括配当を従来計画の15円→20円(前の期は15円)に大幅増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 前回予想との乖離の主な要因を記載いたします。売上高につきましては、ペガサス・システム株式会社を子会社化したことにより、売上におきましては大きく貢献し、前回予想数値と比較して2.5億円程度上回る見通しとなりました。しかしながら利益面につきましては、主軸であります金融ソリューション事業におきましてはISMS取得費用を含むセキュリティ強化関連費用およびサーバやPC等の価格高騰(70百万円)、システム開発にかかる原価が増加(84百万円)、好調な受注を売上計上に結びつけたものの、原価率の上昇を吸収するには至らず売上総利益は悪化し、加えて、M&Aによる子会社ペガサス・システム株式会社の取得に係る費用(38百万円)により、営業利益、経常利益は計画を下回りました。また、人員増による本社移転の費用による特別損失(1億円)の計上により、親会社株主に帰属する当期純利益も計画を下回り、増収減益の見込みとなりました。

 当社は、経営基盤の強化を最優先し、 将来の事業展開と内部留保とのバランスを考慮し、利益配分を行っていくことを基本方針としております。一方で株主の皆様への利益還元を経営の最重要課題のひとつと認識しており、配当予想の見直しを行い、2023年12月期の配当予想につきましては、繰越利益剰余金を勘案し、1株あたり20円に修正することといたしました。
配信元: 株探

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