三社電機、今期経常を20%上方修正・10期ぶり最高益、配当も10円増額

配信元:株探
投稿:2024/01/29 15:00
 三社電機製作所 <6882> [東証S] が1月29日大引け後(15:00)に決算を発表。24年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比5.6倍の34.1億円に急拡大した。
 併せて、通期の同利益を従来予想の25億円→30億円(前期は16.5億円)に20.0%上方修正し、増益率が51.4%増→81.7%増に拡大し、10期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。

 会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の13.2億円→18.2億円(前年同期は13.9億円)に37.7%増額し、一転して30.5%増益計算になる。

 業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の40円→50円(前期は30円)に増額修正した。

 直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比6.3倍の22.4億円に急拡大し、売上営業利益率は前年同期の4.5%→22.4%に急改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  半導体事業におきましては、顧客の在庫調整局面が継続し、前回予想値と比較して通期でも減収減益となる見通しであります。 電源機器事業におきましては、一部の案件が来期の売上となることから前回見通しより減収となるものの、大型のパワーコンディショナー評価用電源をはじめ、顧客からの要望に対応し付加価値の提供を進めたことにより、前回予想値より増益となる見込みです。 以上のような経営環境を踏まえ、通期連結業績予想値を上記のとおり修正いたします。※上記の業績予想は、現時点で入手可能な情報に基づき算定したものであり、実際の業績は、今後の様々な要因により予想数値と異なる場合があります。

  当社は、株主の皆様への利益還元を最も重要な経営課題のひとつとして認識し、安定的な配当を継続することを基本的方針としております。また、内部留保資金につきましては、企業の安定的かつ継続的発展のために必要な資金を確保し、有効に活用していく所存であります。 2024年3月期の期末配当予想につきましては、上記の方針のもと、本日公表いたしました2024年3月期第3四半期累計期間の決算短信に記載のとおり、親会社株主に帰属する当期純利益が、2023 年11月7日に公表いたしました通期連結業績予想を上回ったことから、直近の予想より10円増額の40円(90周年記念配当5円を含む)とし、年間配当金を50円とさせていただくことといたしました。
配信元: 株探

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