株価指数先物【昼】 3万6150円まで買われ+1σを上回っての推移

配信元:株探
投稿:2024/01/29 12:04

 日経225先物は11時30分時点、前日比370円高の3万6050円(+1.03%)前後で推移。寄り付きは3万5860円と、シカゴ日経平均先物清算値(3万5915円)にサヤ寄せする格好から、買い優勢で始まった。寄り付き直後に3万5770円まで軟化する場面も見られたが、その後は3万5850円~3万5950円辺りでの保ち合いを継続。中盤辺りにレンジを上放れ、節目の3万6000円を回復すると、終盤にかけて一時3万6150円まで上げ幅を広げた。買い一巡後は戻り待ち狙いの動きが意識されるものの、3万6000円を上回っての推移が続いた。

 日経225先物は、ボリンジャーバンドの+1σ(3万6020円)水準での攻防を見せている。一時3万6150円まで買われた後は+1σを上回っての推移を継続しており、+1σを支持線に変えてくるかが注目されよう。指数インパクトの大きいアドバンテスト <6857> [東証P]、東京エレクトロン <8035> [東証P]が売り先行後にプラスに転じたほか、トヨタ自動車 <7203> [東証P]、ホンダ <7267> [東証P]、スズキ <7269> [東証P]など自動車株や出光興産 <5019> [東証P]、ENEOSホールディングス <5020> [東証P]などエネルギー株が日経平均株価をけん引している。決算を受けて売りが先行した信越化学工業 <4063> [東証P]は下落幅を縮めており、インデックス買いが断続的に入っているようだ。

 なお、NT倍率は先物中心限月で14.26倍に低下した。一時14.22倍まで低下し、25日移動平均線が推移する14.20倍辺りまでの低下を見せる場面もあった。同線までの調整を経て、NTショートを巻き戻す動きが意識されてきそうである。

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