◆ 乱高下 - 一時“146円半ば”、その後“145円割れ”
注目の米CPIは“強め(総合+3.4%/コア+3.9%)”となりました。
このため「米早期利下げ観測」はさらに緩む格好となり、発表直後から“ドル買い”が進行しました。
こうして“146.409円”まで駆け上がったわけですが、ただその後は「材料出尽くし感」がマーケットを覆いました。
さらに「良好な米30年債入札」を背景に“米国債利回りも低下(4.06%→3.96%)”したことで、その後は“利益確定売り”が目立っています。
この影響からNYタイム終盤には“145.249円”へ、そして本日東京タイムに入ってから“144.938円”へと押し戻されるなど、“上を下への乱高下”を演じています。
◆ 連日の「米早期利下げ観測後退」ともなれば…?
昨日は“大きな上値メド(12/11高値:146.580円)”の手前で跳ね返され、一方で本稿執筆時までだと“1/9~1/11の50%押し(144.916円)”の手前で支えられているのが実状といえます。
そうなると目先は“当該レンジ内(144.90-146.60円)での揺れ動き”と見るのが妥当といえます。
一方で本日予定される米PPIは、“総合(+1.3%)は拡大/コア(+1.9%)は縮小”と、昨日の米CPIと同様に“割れて”います。
連日の「米早期利下げ観測後退」が確認される事態ともなれば、“もう一段の上値模索”も絵空事とはいい難い…?
前記したように、基本的には“レンジ内での揺れ動き”とは見るものの、“もう一段”に関しても引き続き警戒しておく必要がありそうです。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。
147.496(12/6高値、100日移動平均線、11/13~12/28の61.8%戻し)
147.353(ピボットハイブレイクアウト)
147.294(12/7高値、20週移動平均線)
147.000(大台)
146.881(ピボット2ndレジスタンス)
146.750(日足・一目均衡表先行スパン上限)
146.580(12/11高値)
146.409(1/11高値)
146.281(50日移動平均線)
上値5:146.190(日足・一目均衡表先行スパン下限)
上値4:146.076(週足・一目均衡表転換線、+2σ、ピボット1stレジスタンス、大台)
上値3:145.847(1/11高値後の61.8%戻し)
上値2:145.674(1/11高値後の50%戻し)
上値1:145.500(1/11高値後の38.2%戻し)
前営業日終値:145.307
下値1:145.150(1/11安値)
下値2:145.000(大台)
下値3:144.916(1/9~1/11の50%押し)
下値4:144.815(週足・一目均衡表基準線、ピボット1stサポート)
下値5:144.563(1/9~1/11の61.8%押し、+1σ)
144.363(ピボット2ndサポート)
144.298(1/10安値)
144.127(1/9~1/11の76.4%押し)
144.000(大台)
143.770(日足・一目均衡表基準線)
143.658(1/8安値)
143.588(200日移動平均線、日足・一目均衡表転換線、ピボットローブレイクアウト)
《10:55》
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