◆ “円売り戻し”先行 - 一時“145円手前”へ上昇
まさに“ゼロ回答”…。
注目の日銀会合は“現状維持”とされ、フォワード・ガイダンスの“文言修正(粘り強く金融緩和を継続/必要があれば躊躇なく追加緩和)”もありませんでした。
さらに植田日銀総裁の記者会見で“(緩和策修正に向けた)地ならし”が行われることもなく、“円売り戻し”が加速する展開となりました。
こうして欧州タイム中盤にかけて“144.961円”へと駆け上がったドル円でしたが、反発はそこまででした。
◆ 一方「米早期利下げ観測」は再燃… - 再び“143円半ば”へ下落
『インフレ鈍化は順調(バーキン・リッチモンド連銀総裁)』
『2024年は3回利下げを想定(デイリー・サンフランシスコ連銀総裁)』
いずれも“ハト派寄り”のコメントであり、“火消し発言”で後退していた「米早期利下下観測」は次第に蒸し返されていきました。
こうしてNYタイム中盤には“143.516円”へと押し戻されるなど、“不安定な乱高下”を見せながら、昨日の取引を終えています。
◆ 流動性低下が否めないだけに…?
日銀会合を終えたこともあり、マーケットは再び「米早期利下げの有無」へと押し戻された印象が強いです。
ただ米インフレ動向を占う「PCEコア・デフレータ」を週末(22日)に控えているだけに、それまでに方向感を定めるのは容易とはいい難い…。
さらに週末には「クリスマス」も控えているだけに、流動性低下は否めないところ…。
些細な要因にて“大きく動意づく”という可能性はゼロではありませんが、本日に関しては“方向感定まらず”と見るのが妥当かもしれません。
ただし“膠着”ではなく、適度に“上を下へと揺れ動く”と考えながら…。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。
146.163(12/12高値、日足・一目均衡表基準線)
146.011(12/13高値、大台)
145.866(20日移動平均線)
145.250(12/11~12/14の76.4%戻し)
145.132(11/13~12/14の38.2%戻し、ピボット1stレジスタンス)
144.961(12/19高値、大台)
上値5:144.573(週足・一目均衡表基準線)
上値4:144.409(12/19高値後の61.8%戻し)
上値3:144.239(12/19高値後の50%戻し)
上値2:144.120(日足・一目均衡表転換線)
上値1:144.000(大台)
前営業日終値:143.836
下値1:143.569(-1σ)
下値2:143.427(12/14~12/19の38.2%押し)
下値3:142.953(12/14~12/19の50%押し、大台)
下値4:142.676(200日移動平均線)
下値5:142.479(12/14~12/19の61.8%押し)
142.396(ピボット1stサポート)
142.239(12/19安値)
141.989(12/18安値、大台)
141.421(12/15安値)
141.259(月足・一目均衡表転換線)
141.082(-2σ)
《10:35》
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