*14:38JST テンポイノベ Research Memo(8):実質的な自己資本比率は高水準
■テンポイノベーション<3484>の業績動向
3. 財務状況
財務面で見ると、2024年3月期第2四半期末の資産合計は2023年3月期末比94百万円増加して12,977百万円となった。転貸借物件数の増加で差入保証金が249百万円増加、前払費用が41百万円増加、不動産売買事業における物件取得で販売用不動産が35百万円増加した一方で、現金及び預金が236百万円減少した。負債合計は257百万円増加して9,944百万円となった。前受収益が114百万円増加、預り保証金が301百万円増加した。純資産合計は自己株式取得により163百万円減少して3,032百万円となった。
この結果、自己資本比率は1.4ポイント低下して23.4%となった。なお自己資本比率がやや低水準の形だが、同社の店舗転貸借事業の特性上、賃貸人と転借人の双方に対して計上している差入保証金と預り保証金、及び前払費用と前受収益の割合が高い財務諸表となっている。これを相殺した実質的な自己資本比率は2024年3月期第2四半期末時点で58.8%となる。実質的な自己資本比率が高水準であり、財務の健全性に関して特に懸念となる点は見当たらないと弊社では評価している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)
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3. 財務状況
財務面で見ると、2024年3月期第2四半期末の資産合計は2023年3月期末比94百万円増加して12,977百万円となった。転貸借物件数の増加で差入保証金が249百万円増加、前払費用が41百万円増加、不動産売買事業における物件取得で販売用不動産が35百万円増加した一方で、現金及び預金が236百万円減少した。負債合計は257百万円増加して9,944百万円となった。前受収益が114百万円増加、預り保証金が301百万円増加した。純資産合計は自己株式取得により163百万円減少して3,032百万円となった。
この結果、自己資本比率は1.4ポイント低下して23.4%となった。なお自己資本比率がやや低水準の形だが、同社の店舗転貸借事業の特性上、賃貸人と転借人の双方に対して計上している差入保証金と預り保証金、及び前払費用と前受収益の割合が高い財務諸表となっている。これを相殺した実質的な自己資本比率は2024年3月期第2四半期末時点で58.8%となる。実質的な自己資本比率が高水準であり、財務の健全性に関して特に懸念となる点は見当たらないと弊社では評価している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)
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