来週の為替相場見通し=日銀会合が相場を左右
来週のドル円相場は、18~19日に開かれる日銀金融政策決定会合の結果に左右されそうだ。予想レンジは1ドル=140円00銭~143円50銭。
今回の日銀会合について、市場では政策修正観測が後退している。賃金・物価の好循環の確度が一段と高まる十分な材料が揃っていないとみられ、マイナス金利や長短金利操作(イールドカーブ・コントロール、YCC)の解除には至らない公算が大きい。ただ、日銀の植田和男総裁が7日に「年末から来年にかけて一段とチャレンジングな状況になる」と発言し、氷見野良三副総裁は6日の講演で金融緩和の「出口」が経済に与える影響について触れたことで、日銀は政策正常化に向かっているというのが市場共通の見方。19日に行われる植田総裁の記者会見で来年以降の政策変更に関する踏み込んだ発言があれば、円が買われる場面がありそうだ。
なお、来週に予定される欧米の主な経済指標は、18日にドイツの12月IFO企業景況感指数と米12月NAHB住宅市場指数、19日にユーロ圏の11月消費者物価指数(HICP)改定値と米11月住宅着工件数、20日に米12月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)と米11月中古住宅販売件数、21日に米7~9月期実質国内総生産(GDP)確定値と米11月景気先行指標総合指数、22日に米11月個人消費支出(PCE)と米11月耐久財受注など。国内では20日に11月貿易統計、22日に11月全国消費者物価指数(CPI)の発表が予定されている。
出所:MINKABU PRESS
今回の日銀会合について、市場では政策修正観測が後退している。賃金・物価の好循環の確度が一段と高まる十分な材料が揃っていないとみられ、マイナス金利や長短金利操作(イールドカーブ・コントロール、YCC)の解除には至らない公算が大きい。ただ、日銀の植田和男総裁が7日に「年末から来年にかけて一段とチャレンジングな状況になる」と発言し、氷見野良三副総裁は6日の講演で金融緩和の「出口」が経済に与える影響について触れたことで、日銀は政策正常化に向かっているというのが市場共通の見方。19日に行われる植田総裁の記者会見で来年以降の政策変更に関する踏み込んだ発言があれば、円が買われる場面がありそうだ。
なお、来週に予定される欧米の主な経済指標は、18日にドイツの12月IFO企業景況感指数と米12月NAHB住宅市場指数、19日にユーロ圏の11月消費者物価指数(HICP)改定値と米11月住宅着工件数、20日に米12月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)と米11月中古住宅販売件数、21日に米7~9月期実質国内総生産(GDP)確定値と米11月景気先行指標総合指数、22日に米11月個人消費支出(PCE)と米11月耐久財受注など。国内では20日に11月貿易統計、22日に11月全国消費者物価指数(CPI)の発表が予定されている。
出所:MINKABU PRESS
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