粧美堂 Research Memo(8):2024年9月期2ケタ営業増益予想、さらに上振れの余地がある

配信元:フィスコ
投稿:2023/12/15 16:08
*16:08JST 粧美堂 Research Memo(8):2024年9月期2ケタ営業増益予想、さらに上振れの余地がある ■今後の見通し

● 2024年9月期連結業績予想の概要
粧美堂<7819>の2024年9月期の連結業績予想は、売上高が2023年9月期比2.7%増の21,000百万円、営業利益が同15.0%増の1,000百万円、経常利益が同1.8%増の990百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同51.4%増の720百万円としている。円安等によるコスト増加がマイナス要因となるが、重点販売先戦略・自社企画商品拡販戦略の推進に加え、前期より進めているコスト上昇分の商品価格への転嫁、仕入先見直しによる原価低減なども寄与して2ケタ営業増益予想としている。なお不透明感を考慮して売上高は小幅増収、経常利益は営業外での為替差益を見込まず小幅増益、親会社株主に帰属する当期純利益は前期計上の事業整理損が一巡して大幅増益予想としている。弊社では、全体として会社予想は保守的な印象が強く、重点カテゴリー分野の高付加価値商品を中心に更なる拡販が予想されること、為替がやや円高方向に傾く可能性があること、追加的な価格改定を実施する可能性があること、OEMビジネスの拡大により期末の在庫処分リスクの低減が進展していることなどを勘案すれば、会社予想は上振れの余地があると考えている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田仁光)

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