TOKAI Research Memo(3):生活インフラサービスに加え、法人向け情報通信サービスなども展開(2)

配信元:フィスコ
投稿:2023/12/07 15:33
*15:33JST TOKAI Research Memo(3):生活インフラサービスに加え、法人向け情報通信サービスなども展開(2) ■事業概要

3. CATV事業
CATV事業はM&A戦略によりサービスエリアを徐々に広げており、直近では2022年10月に沖縄ケーブルネットワーク(株)をグループ化した。2023年9月末現在で静岡県、東京都、神奈川県、千葉県、長野県、岡山県、宮城県、沖縄県の1都7県で事業展開している(グループ会社10社)。顧客件数は放送サービスで916千件、通信サービスで384千件、合計で1,300千件と緩やかながら増加基調が続いている。国内のCATVサービスの契約件数は通信サービス等も含めて全体で2,690万件(2022年3月末)に達しており、業界ではJ:COM((株)ジュピターテレコム)グループが視聴世帯数ベースで5割強のシェアを握るが、2番手以下はTOKAIホールディングス<3167>も含めて数%程度のシェアとなっている。このため、同社は今後もM&Aによってシェア拡大を目指す。

4. 建築設備不動産事業
建築設備不動産事業では、TOKAIが戸建や集合住宅、店舗、オフィスビル等の設計・建築、建物管理サービス、住宅設備機器の販売、不動産の開発・売買等を行っており、TOKAIと東海ガスがリフォーム事業を展開している。M&Aも積極的に推進しており、2019年9月に岐阜県に拠点を置く総合建設会社の日産工業(株)の子会社化を皮切りに、2020年8月に愛知県内で電気設備工事を行う中央電機工事(株)、同年11月に静岡県内でビルメンテナンス事業を行う(株)イノウエテクニカを子会社化した。さらに、2021年4月、東海エリアで建物の大規模修繕工事や改修工事を行う(株)マルコオ・ポーロ化工、2022年5月に岐阜県で産業廃棄物処理や木材チップの製造を行う(株)ウッドリサイクルを相次いで子会社化した。今後はこれらグループ会社が持つリソースを結集し、東海エリアにおける総合建築事業者として事業規模を一段と拡大する戦略である。

5. アクア事業
アクア事業(宅配水事業)は、TOKAIが2007年に静岡県内でリターナブル方式(ボトル回収型)「おいしい水の宅配便」のサービスを開始し、2011年からは静岡県以外のエリアでワンウェイ方式(ボトル使い切り型)「おいしい水の贈りもの うるのん」のブランド名でサービス展開している。富士山の天然水を静岡県内にある2つの工場で製造しており、2023年9月末の顧客件数は166千件となっている。業界全体の2022年末の顧客件数は4,820千件、年間の市場規模は2,115億円で、同社のシェアは件数、金額ともに約3%の水準となっている(静岡県内では約50%のシェア)。また、新たな取り組みとして2023年4月より水道水を内蔵フィルターでろ過する給水型浄水ウォーターサーバー「しずくりあ」※の販売を開始した。

※ウォーターサーバーのレンタル料は3,300円/月(税込)で、約半年ごとに交換する濾過フィルターは無料で提供。


6. その他
その他には、TOKAIライフプラス(株)の介護事業、トーカイシティサービス(株)の婚礼催事事業、東海造船運輸(株)の船舶修繕事業などが含まれる。介護事業は2011年より開始しており、2023年9月末時点で静岡県内にデイサービス施設6ヶ所、ショートステイ施設、介護付有料老人ホームを各1ヶ所運営しているほか、ケアプランセンター2ヶ所を開設している。また、婚礼催事事業はJR静岡駅前葵タワー内にある「グランディエール プケトーカイ」を運営している。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

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