米債利回り低下でドル売り先行も、売買が交錯 ドル円148円付近=ロンドン為替概況
米債利回り低下でドル売り先行も、売買が交錯 ドル円148円付近=ロンドン為替概況
ロンドン市場は、ドル売りが先行。米10年債利回りが4.34%付近から4.30%台へと低下したことに反応。しかし、足元では4.33%付近まで戻しており、ドル買戻しも交錯している。ドル円は米債利回り動向に素直に反応し、148.31近辺まで買われたあと、147.70付近まで下落。その後は148円付近まで戻している。ユーロとポンドは独自の動きがみられた。ユーロドルは米債利回りが低下する局面でも売りが先行、1.09台割れとなった。その後の戻りも鈍く、再び1.8380台に安値を広げている。一連の欧州製造業PMIが50割れ水準に低迷しており、ユーロの上値を抑えた。また、米大手金融機関のゴールドマン・サックスがECBの利下げ開始時期観測を前倒ししたこともユーロ売り材料となっていた。一方で、ポンドは堅調。ポンドドルは1.2630付近から米債利回り低下とともに1.2675近辺に高値を更新。その後は1.2650付近に売り戻しが入っている。ただ、ユーロ売り・ポンド買いのフローが持ち込まれており、ポンド自体は底堅く推移している。ハスケル英中銀委員は、英国の失業率は低く、金利は高止まりする可能性ある、とタイムズ紙で述べていた。ユーロ円は161円台後半から一時161円台割れまで下落。一方、ポンド円は187.50台に高値を伸ばしたあとの反落でも187円台を維持している。
ドル円は148円付近での取引。東京午前につけた147.60付近を安値に、ロンドン序盤にかけて買われ、高値を148.31近辺に更新した。ロンドン時間に入ると米債利回り低下とともに147.70付近まで反落も、その後は148円挟みの水準まで戻している。欧州株は総じて堅調に推移しており、リスク警戒感は後退している。
ユーロドルは1.08台後半での取引。東京市場では1.0880台から1.0913近辺まで買われてロンドン朝方も高止まりした。しかし、ロンドン時間に入ると売りが優勢となり、1.0883近辺に安値を広げている。ユーロ円はドル円とともに買われて161.78近辺の高値をつけたあと、ロンドン勢の参加とともに反落。安値を160.95近辺まで広げた。対ポンドでもユーロ売りが優勢。一連の欧州PMIが引き続き50割れと低迷、米大手金融機関がECBの利下げ開始時期の観測を前倒ししたことなどがユーロ売りを誘った。
ポンドドルは1.26台半ばでの取引。東京市場では1.2619近辺から1.2650台まで買われたあと、ロンドン朝方にかけては1.2630-40レベルに落ち着いた。ロンドン勢に参加とともに買いが強まり高値を1.2675近辺に更新した。その後は反落も1.2640台までにとどまっている。ポンド円は東京朝方の186.68近辺を安値にドル円とともに上昇、ロンドン序盤には187.52近辺に高値を更新した。その後の下落局面でも187円台は維持している。ユーロポンドが軟調。0.8635近辺の高値から0.8600近辺まで下押しされている。総じてポンド買いが優勢。ハスケル英中銀委員は、英国の失業率は低く、金利は高止まりする可能性ある、と述べた。
minkabu PRESS編集部 松木秀明
ロンドン市場は、ドル売りが先行。米10年債利回りが4.34%付近から4.30%台へと低下したことに反応。しかし、足元では4.33%付近まで戻しており、ドル買戻しも交錯している。ドル円は米債利回り動向に素直に反応し、148.31近辺まで買われたあと、147.70付近まで下落。その後は148円付近まで戻している。ユーロとポンドは独自の動きがみられた。ユーロドルは米債利回りが低下する局面でも売りが先行、1.09台割れとなった。その後の戻りも鈍く、再び1.8380台に安値を広げている。一連の欧州製造業PMIが50割れ水準に低迷しており、ユーロの上値を抑えた。また、米大手金融機関のゴールドマン・サックスがECBの利下げ開始時期観測を前倒ししたこともユーロ売り材料となっていた。一方で、ポンドは堅調。ポンドドルは1.2630付近から米債利回り低下とともに1.2675近辺に高値を更新。その後は1.2650付近に売り戻しが入っている。ただ、ユーロ売り・ポンド買いのフローが持ち込まれており、ポンド自体は底堅く推移している。ハスケル英中銀委員は、英国の失業率は低く、金利は高止まりする可能性ある、とタイムズ紙で述べていた。ユーロ円は161円台後半から一時161円台割れまで下落。一方、ポンド円は187.50台に高値を伸ばしたあとの反落でも187円台を維持している。
ドル円は148円付近での取引。東京午前につけた147.60付近を安値に、ロンドン序盤にかけて買われ、高値を148.31近辺に更新した。ロンドン時間に入ると米債利回り低下とともに147.70付近まで反落も、その後は148円挟みの水準まで戻している。欧州株は総じて堅調に推移しており、リスク警戒感は後退している。
ユーロドルは1.08台後半での取引。東京市場では1.0880台から1.0913近辺まで買われてロンドン朝方も高止まりした。しかし、ロンドン時間に入ると売りが優勢となり、1.0883近辺に安値を広げている。ユーロ円はドル円とともに買われて161.78近辺の高値をつけたあと、ロンドン勢の参加とともに反落。安値を160.95近辺まで広げた。対ポンドでもユーロ売りが優勢。一連の欧州PMIが引き続き50割れと低迷、米大手金融機関がECBの利下げ開始時期の観測を前倒ししたことなどがユーロ売りを誘った。
ポンドドルは1.26台半ばでの取引。東京市場では1.2619近辺から1.2650台まで買われたあと、ロンドン朝方にかけては1.2630-40レベルに落ち着いた。ロンドン勢に参加とともに買いが強まり高値を1.2675近辺に更新した。その後は反落も1.2640台までにとどまっている。ポンド円は東京朝方の186.68近辺を安値にドル円とともに上昇、ロンドン序盤には187.52近辺に高値を更新した。その後の下落局面でも187円台は維持している。ユーロポンドが軟調。0.8635近辺の高値から0.8600近辺まで下押しされている。総じてポンド買いが優勢。ハスケル英中銀委員は、英国の失業率は低く、金利は高止まりする可能性ある、と述べた。
minkabu PRESS編集部 松木秀明
このニュースはみんかぶ(FX/為替)から転載しています。
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