◆ 米利回り急低下 - “147円前半”さらには“146円台”へ…
見誤った…。
FRB内で“最もタカ派寄り”の一人とされるウォラーFRB理事が“ハト派寄り発言”を行ったことで、米10年債利回りはさらに低下しました。
昨日記した“4.36%(22日)”を下回ると、NYタイム終盤には“4.31%”へと低下し、て時間外取引では“さらに低下(4.30%)”しています。
この影響にて“ドル売り”も加速し、“11/22安値(148.007円)”を下回ると“147.318円”へと押し下げられ、そして本日に入ってから“146円台(本稿執筆時安値は146.664円)”へと突入しています。
◆ ただ“織り込み過ぎ”の可能性も…?
いわゆる“ストップロス”を絡めた動きといえますが、「米金利先安観」の他に「月末要因」が絡んでいる可能性も否めないところです。
いずれにしても現時点では「留まるところを知らない」というのが実状であり、「往きつくところまで…」との意識も見え隠れしているといわざるを得ないところです。
ただ冒頭で記したウォラーFRB理事発言の後には、ボウマンFRB理事から“タカ派寄り発言”が飛び出しています。
このためFRB内でも意見が割れている可能性は高く、まだ“一方向への動意”が促されるかは微妙といわざるを得ないところです。
そうなると短期金融市場で織り込まれている「2024年前半の利下げ確率:90%弱」というのは、明らかに“往き過ぎ”…?
◆ テクニカル的には“いいところなし”だが…!?
“日足・一目均衡表の雲”を割り込んだことから、テクニカル的には“三役逆転”となっているなどいいところはありません。
このため“100日移動平均線(147.980円)”を終値ベースで下回ると、下げがさらに加速しないとも限らないだけに、注意が必要です。
それでも現時点の動きは“ストップロス絡み”であるということは、しっかりと認識しておきたいところです。
つまり一服ともなれば、たとえ“ポジション調整”であったとしても、“相応以上の反発幅”をもたらしかねないということを…。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。
149.984(11/20高値、ピボットハイブレイクアウト、大台)
149.814(20日移動平均線)
149.747(11/22-24高値)
149.668(11/27高値、50日移動平均線)
149.375(日足・一目均衡表先行スパン上限、ピボット2ndレジスタンス)
149.285(日足・一目均衡表基準線、週足・一目均衡表転換線)
149.000(大台)
148.825(11/28高値、11/22~11/28の61.8%戻し)
148.720(日足・一目均衡表転換線)
上値5:148.548(11/22~11/28の50%戻し、-1σ)
上値4:148.416(ピボット1stレジスタンス)
上値3:148.264(11/22~11/28の38.2%戻し)
上値2:148.000(大台、11/28高値後の61.8%戻し)
上値1:147.745(11/28高値後の50%戻し)
前営業日終値:147.458
下値1:147.318(11/28安値、日足・一目均衡表先行スパン下限、20週移動平均線)
下値2:147.139(11/21安値、-2σ)
下値3:147.001(9/13-14安値、100日移動平均線、大台)
下値4:146.908(ピボット1stサポート)
下値5:146.441(9/12安値)
146.360(ピボット2ndサポート)
146.000(大台)
145.895(9/11安値)
145.402(ピボットローブレイクアウト)
145.000(大台)
《10:45》
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