ダイワボウが続伸、祖業の繊維事業の独立化決定を評価

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2023/11/24 10:14
ダイワボウが続伸、祖業の繊維事業の独立化決定を評価  ダイワボウホールディングス<3107.T>が続伸した。前営業日の22日取引終了後、祖業の繊維事業を手掛ける連結子会社の大和紡績の発行済み株式の85%を、投資会社のアスパラントグループ(東京都港区)の関連ファンドが出資する投資目的会社に売却すると発表。事業の選択と集中に向けた意思決定を評価した買いが入ったようだ。

 ダイワボウと大和紡績の企業価値を最大化させるため、繊維事業を独立させる。譲渡価格は95億4000万円。売却に伴い、関係会社株式売却損として約170億円の特別損失を計上する見込み。24年3月期の連結業績予想については、最終利益の見通しを204億2000万円から71億円(前期比62.7%減)に引き下げた。増益予想から一転、最終減益を見込む。売上高や営業利益などへの影響は精査中。配当予想は据え置いた。今回の売却で得た資金は、財務基盤の強化や株主還元、成長投資の原資として活用する。

出所:MINKABU PRESS
配信元: みんかぶ

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