不二硝、上期経常は一転32％増益で上振れ着地、MBOに伴い配当見送り（訂正）

　不二硝子 <5212> [東証Ｓ] が11月14日大引け後(16:30)に決算を発表。24年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比32.0％増の1億6900万円に拡大し、従来の14.1％減益予想から一転して増益で着地。
　通期計画の1億5000万円に対する進捗率が112.7％とすでに上回り、さらに5年平均の103.9％も超えた。

　会社側が発表した上期実績と据え置いた通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常損益は1900万円の赤字(前年同期は700万円の黒字)に転落する計算になる。

　同時に、MBOに伴い従来7.5円を計画していた期末一括配当を見送る方針とした。

　直近3ヵ月の実績である7-9月期(2Q)の連結経常利益は前年同期比22.9％減の6400万円に減り、売上営業利益率は前年同期の10.6％→7.5％に低下した。

株探ニュース