福田組、今期経常を11％下方修正

　福田組 <1899> [東証Ｐ] が11月10日大引け後(15:00)に決算を発表。23年12月期第3四半期累計(1-9月)の連結経常利益は前年同期比31.4％減の35.5億円に落ち込んだ。
　併せて、通期の同利益を従来予想の54億円→48億円(前期は54.5億円)に11.1％下方修正し、減益率が0.9％減→11.9％減に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した7-12月期(下期)の連結経常利益も従来予想の36.9億円→30.9億円(前年同期は27.2億円)に16.2％減額し、増益率が35.6％増→13.6％増に縮小する計算になる。

　直近3ヵ月の実績である7-9月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比24.7％減の18.4億円に減り、売上営業利益率は前年同期の6.3％→4.3％に悪化した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　（１）個別業績予想　売上高は、民間建築工事等が順調に工事進捗できたことから、前回発表予想より増加しましたが、利益面は、急激な建設資材価格の高騰や労務単価上昇の影響が、見積工事原価の増加を招き、採算面を悪化させております。当期受注工事等での収益改善は見られるものの、前回発表予想を下回る見通しとなったことから、業績予想修正を行うものであります。（２）連結業績予想　個別業績予想の修正に伴い、連結業績予想を修正するものであります。配当予想について　2023 年12 月期の配当予想については、当初計画通り１株当たり110 円を予定しており、前回予想から修正はありません。(注) 上記予想につきましては、本資料発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は今後の様々な要因により当該予想値と異なる可能性があります。