AOKIHD、今期経常を21%上方修正、配当も13円増額

配信元:株探
投稿:2023/11/09 15:15
 AOKIホールディングス <8214> [東証P] が11月9日大引け後(15:15)に決算を発表。24年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比2.1倍の35.5億円に急拡大した。
 併せて、通期の同利益を従来予想の103億円→125億円(前期は84.3億円)に21.4%上方修正し、増益率が22.2%増→48.3%増に拡大する見通しとなった。

 会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益は前年同期比32.5%増の89.4億円に拡大する計算になる。

 業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の27円→40円(前期は20円)に大幅増額修正した。

 直近3ヵ月の実績である7-9月期(2Q)の連結経常利益は前年同期比4.7倍の13.7億円に急拡大し、売上営業利益率は前年同期の1.3%→3.8%に改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 当第2四半期連結累計期間の業績は、社会経済活動の正常化や原価上昇への適切な対応等により、通期連結業績予想の進捗に対して売上高、営業利益、経常利益及び親会社株主に帰属する四半期純利益は増加して推移いたしました。これをベースに下記のとおり下期の予見等を考慮し、通期の連結業績予想を修正いたしました。売上高は、物価上昇に伴う消費者の節約志向の強まりの影響等が懸念されるものの、概ね堅調に推移するものと思われ、期初予想における下期予想を概ね据え置き、通期連結予想を上記のとおり修正いたしました。営業利益及び経常利益は、ファッション事業における原価上昇の一部影響及び各社における販促施策やリニューアル等のコストの増加を織り込み、上記のとおり修正いたしました。親会社株主に帰属する当期純利益は、一部で税金費用の増加を見込み、上記のとおり修正いたしました。

 当社は、株主の皆様への利益還元を経営の重点政策の1つとして認識しており、配当については、前年実績以上を維持しつつ配当性向30%以上を基本とし、自己株式の取得を含めた総還元性向は、特別な資金需要が無いことを前提に50%以上を目指すことを基本方針としております。利益還元方針に変更はありませんが、今回通期の連結業績予想を上方修正することに伴い、当面大きな投資の予定が無いこと及び資金の状況等を総合的に勘案し、2024年3月期の期末配当予想を13円増額し1株当たり27円とし、年間配当金は中間配当金13円を含めて40円を予定しております。(注)上記の予想は、発表日現在において入手可能な情報に基づいて作成したものであり、実際の業績等は今後様々な要因により大きく異なる可能性があります。
配信元: 株探

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