神鋼線、今期経常を88％上方修正、配当も15円増額

　神鋼鋼線工業 <5660> [東証Ｓ] が11月8日後場(13:30)に決算を発表。24年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比30.6％増の5.7億円に拡大し、従来の77.2％減益予想から一転して増益で着地。
　併せて、通期の同利益を従来予想の4億円→7.5億円(前期は10.4億円)に87.5％上方修正し、減益率が61.7％減→28.2％減に縮小する見通しとなった。

　会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益は前年同期比70.6％減の1.7億円に大きく落ち込む計算になる。

　業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の15円→30円(前期は45円)に大幅増額修正した。

　直近3ヵ月の実績である7-9月期(2Q)の連結経常利益は前年同期比78.3％増の4.3億円に拡大し、売上営業利益率は前年同期の3.0％→4.9％に改善した。

株探ニュース