サムコは二点底形成で波動転換、薄膜技術で一頭地を抜く半導体関連として仕切り直しの買い
サムコ<6387.T>が6日ぶり急反発、7%を超える上昇で4300円台を回復した。米国では半導体設計大手のアドバンスト・マイクロ・デバイシズ<AMD>が決算発表を受け大幅高に買われるなど半導体関連株にリバウンド狙いの買いが集まっており、東京市場にもこの流れが波及している。そのなか、研究開発型の半導体製造装置メーカーである同社は薄膜周辺技術に優れ、CVD装置やエッチング装置、洗浄装置などでニッチトップの実力を発揮しており、収益面でも高成長が続いている。業界では同社が開発したナノレベルの膜厚制御性やカバレッジ性で強みを持つ新型ALD装置「AD-800LP」への評価が高いほか、新たな次世代装置の開発にも鋭意取り組んでいることで、マーケットの注目度が高い。株価は10月4日のザラ場安値3895円と同じく10月末のザラ場安値3945円で二点底を形成しており、戻り足に期待した投資資金が流入している。
出所:MINKABU PRESS
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