「円安メリット」が13位にランク、22年10月以来の水準をつけ関心高まる<注目テーマ>

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2023/11/02 12:20
「円安メリット」が13位にランク、22年10月以来の水準をつけ関心高まる<注目テーマ> ★人気テーマ・ベスト10
1 半導体
2 地方銀行
3 JPX日経400
4 円高メリット
5 人工知能
6 TOPIXコア30
7 金利上昇メリット
8 半導体製造装置
9 中国関連
10 自動車部材・部品

 みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「円安メリット」が13位となっている。

 ドル円相場は10月31日のニューヨーク市場で一時151円70銭台に上伸し、2022年10月以来のドル高・円安水準をつけた。日銀は同日まで開いた金融政策決定会合で長短金利操作(イールドカーブ・コントロール、YCC)を再び柔軟化し、長期金利の上限を「1%をメド」とする方針を決めたが、市場では予想されていたほど大幅な修正ではなかったとの見方が多かったもよう。これまでの事実上の上限である1%から引き上げる可能性を意識していた向きもあったとみられ、失望売りに円が押し下げられた格好となった。

 この日のドル円相場は1日まで開かれていた米連邦公開市場委員会(FOMC)で政策金利の据え置きが決まったことなどから円売り・ドル買いの動きが一服しているものの、3日に発表される10月の米雇用統計の内容次第では再びドル買いが活発になる可能性があり、円安が業績にとってプラスに働く輸出関連株の動向には目を配っておきたい。

 なお、主要企業ではトヨタ自動車<7203.T>が1日、24年3月期通期の連結純利益が前期比61.1%増の3兆9500億円になる見込みだと発表した。従来予想の2兆5800億円に比べて1兆3700億円の上方修正となる。トヨタ及びレクサスの販売台数の見通しは従来通り1040万台で据え置いているものの、為替の円安や収益改善の効果が利益を押し上げるという。前提となる通期平均の為替レートは1ドル=141円(従来は125円)、1ユーロ=152円(同135円)に変更している。

 また、トヨタグループ各社も足もとの事業環境や円安効果を反映して通期の連結業績予想を相次いで引き上げており、10月31日にはトヨタ紡織<3116.T>ジェイテクト<6473.T>デンソー<6902.T>アイシン<7259.T>豊田合成<7282.T>などが上方修正を行っている。

出所:MINKABU PRESS
配信元: みんかぶ

関連銘柄

銘柄名称 株価 前日比
2,153.5
(06/07)
+2.0
(+0.09%)
1,093.5
(06/07)
-0.5
(-0.04%)
2,474.0
(06/07)
-9.0
(-0.36%)
3,219.0
(06/07)
-54.0
(-1.64%)
5,654.0
(06/07)
-6.0
(-0.10%)
2,881.5
(06/07)
+3.0
(+0.10%)