<注目銘柄>=サンリオ、複数キャラ展開が収益に貢献
サンリオ<8136.T>は、8月14日につけた年初来高値8290円をピークに調整局面にあるが、中期的な成長期待から株価の先高感は強く、時価水準は拾い場ととらえたい。
ハローキティを筆頭に450を超えるキャラクターを有するのが強みだが、特にここ数年ハローキティに依存しない会社に変貌しつつある点に注目したい。ハローキティの売上構成比は、グループ全体として10年前には7割を超えていたが、近年は他のキャラクター育成が進み3割程度に縮小している。長年の課題であった海外での複数キャラをマルチメディアで展開する土壌は整いつつあり、今後は既存ライセンシーの商品展開に加えて、新規ライセンシーの獲得が進み、更に収益へ貢献しそうだ。
24年3月期業績予想は、8月の第1四半期決算発表時に営業利益で112億円から170億円(前期比28.3%増)へ上方修正を行った。国内店舗・テーマパークで人流活発化に伴い客数が大幅に増加していることに加えて、ライセンス事業で国内・海外ともに複数キャラクター展開が進んでいることが要因だが、修正値も保守的との見方が強い。一部調査機関では230億円を見込むところもあり上振れ期待は高い。
また、25年3月期はハローキティ50周年、26年3月期はマイメロディ・リトルツインスターズ50周年を迎え、周年イベントによる売り上げ寄与も期待できる。前述のライセンス事業における複数キャラ展開による収益貢献などを考慮すると、中期的に高成長が期待できそうだ。(仁)
出所:MINKABU PRESS
ハローキティを筆頭に450を超えるキャラクターを有するのが強みだが、特にここ数年ハローキティに依存しない会社に変貌しつつある点に注目したい。ハローキティの売上構成比は、グループ全体として10年前には7割を超えていたが、近年は他のキャラクター育成が進み3割程度に縮小している。長年の課題であった海外での複数キャラをマルチメディアで展開する土壌は整いつつあり、今後は既存ライセンシーの商品展開に加えて、新規ライセンシーの獲得が進み、更に収益へ貢献しそうだ。
24年3月期業績予想は、8月の第1四半期決算発表時に営業利益で112億円から170億円(前期比28.3%増)へ上方修正を行った。国内店舗・テーマパークで人流活発化に伴い客数が大幅に増加していることに加えて、ライセンス事業で国内・海外ともに複数キャラクター展開が進んでいることが要因だが、修正値も保守的との見方が強い。一部調査機関では230億円を見込むところもあり上振れ期待は高い。
また、25年3月期はハローキティ50周年、26年3月期はマイメロディ・リトルツインスターズ50周年を迎え、周年イベントによる売り上げ寄与も期待できる。前述のライセンス事業における複数キャラ展開による収益貢献などを考慮すると、中期的に高成長が期待できそうだ。(仁)
出所:MINKABU PRESS
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