チャージポイントが大幅安 既発転換社債の条件修正が増資計画に影を落とすとの指摘=米国株個別

著者:MINKABU PRESS
投稿:2023/10/12 04:17
(NY時間15:07)
チャージポイント<CHPT> 3.82(-0.68 -15.03%)

 充電ソリューションのチャージポイント<CHPT>が大幅安。2022年4月に発行された3億ドルの転換社債の条件修正が、今四半期の2億3200万ドルの増資計画に影を落としている。

 アナリストは「増資計画自体は、同社が来年末までにキャッシュフローの損益を均衡させるという目標達成のための現金確保と、希薄化の影響への保証を高めるものだが、それは既発の転換社債の条件修正に伴う支払利息の増加によって帳消しになる」と述べた。

 今回の増資計画は、投資家からの1億7500万ドルのコミットメントと、今四半期に調達予定の5700万ドルとなっており、いずれも公募によるものとなっている。転換社債の条件修正は満期を2027年から2028年に先延ばす代わりに、支払い利息が従来の2倍に上昇している。

【企業概要】
 人と物のモビリティの電動化を目指し、北米及び欧州で商業施設・車両・住宅を含むあらゆるセグメントに充電ソリューションを提供する。ネットワーク接続された充電用ハードウェアの販売と、年間契約のクラウドサービスから主な収益を得る。クラウドサービスへは各充電ポートからアクセス可能。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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