トランザク、前期経常を4%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も3円増額

配信元:株探
投稿:2023/10/06 17:30
 トランザクション <7818> [東証P] が10月6日大引け後(17:30)に業績・配当修正を発表。23年8月期の連結経常利益を従来予想の46億円→47.8億円(前の期は33億円)に3.8%上方修正し、増益率が39.5%増→44.9%増に拡大し、従来の8期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。

 会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した3-8月期(下期)の連結経常利益も従来予想の22.5億円→24.2億円(前年同期は16.8億円)に7.9%増額し、増益率が34.0%増→44.5%増に拡大する計算になる。

 業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の32円→35円(前の期は25円)に増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  当期におきましては、第4次中期経営計画において掲げた5つの重点戦略を柱として、社会環境や消費動向の変化をタイムリーに捉えた営業活動、新製品開発を強化したことで業績が好調に推移いたしました。第4四半期に、社員への還元として決算賞与76百万円及び職場環境改善のためのオフィスリニューアル23百万円を計上いたしました。これらの一過性の費用を計上いたしましたが、2023年6月30日に公表いたしました2023年8月期通期業績予想を上回る見込みであります。なお、当社グループは従前より社員の処遇向上に積極的に取り組んでおります。当期において賃上げ促進税制の適用により税負担が41百万円軽減される見込みであります。 売上高につきましては、主力サイト「販促STYLE」「MARKLESS STYLE」が非常に好調に推移いたしました。特に、「MARKLESS Connect」では、これまでに実施した施策の成果が顕著に現れ、売上が大幅に伸長いたしました。また、DtoCサイトにおいても、SNSの効果的な活用によって売上の拡大が見られました。 営業利益以下の各段階利益につきましては、eコマース事業の売上高が大幅に伸長したことなどにより、売上総利益が確保されたことに加えて、営業部門と間接部門の販売コストを抑制し効果的に利益を増加させる結果となりました。さらに、国内自社製造の強化により、内製化率、生産性が向上し、国内自社製造における利益体質が強化され利益面において寄与いたしました。 なお、今回の修正により、2022年10月20日公表の「第4次中期経営計画(2023年8月期~2025年8月期)」において業績目標とした経常利益及び親会社株主に帰属する当期純利益を、初年度において上回る見込みとなりました。最終年度(2025年8月期)の目標数値につきましては、決定次第更新し公表する予定であります。(注)上記の予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づいて作成したものであり、実際の業績等は今後様々な要因によって予想値と異なる場合があります。

  2023年8月期の期末配当金につきましては、業績予想の修正を踏まえ1株当たり32円の予想から3円増配し35円に修正することを決定いたしました。 これにより、2022年8月期実績に対し10円の増配、上場以来12期連続の増配を予定しております。
配信元: 株探

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