トヨタなど自動車株が軟調、鈴木財務相発言後の円安進行一服が重荷◇
トヨタ自動車<7203.T>や日産自動車<7201.T>、ホンダ<7267.T>など自動車株が軟調推移。26日の夕方、鈴木俊一財務相が財務省内で記者団に対し、為替市場について「高い緊張感をもってみている」と述べたと伝わった。外国為替市場でドル円相場は、それまで1ドル=149円台前半と円安が進行していたが、発言が伝わると一時1ドル=148円台後半まで弱含んだ。足もとでは1ドル=149円ちょうど近辺まで戻しているものの、150円台への円安進行が視界に入るなかにあって、これまでに比べ円安けん制効果が大きく出た格好となった。自動車株に対しては、更なる円安進行による輸出採算性の向上期待を幾分和らげる形となり、株価の重荷となったようだ。
(注)タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。
出所:MINKABU PRESS
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