タスキ、今期経常を5％上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も7円増額

　タスキ <2987> [東証Ｇ] が9月19日大引け後(15:30)に業績・配当修正を発表。23年9月期の連結経常利益を従来予想の20.8億円→21.8億円(前期は15.7億円)に4.8％上方修正し、増益率が32.5％増→38.9％増に拡大し、従来の6期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した4-9月期(下期)の連結経常利益も従来予想の10.4億円→11.4億円(前年同期は9.3億円)に9.6％増額し、増益率が10.8％増→21.4％増に拡大する計算になる。

　業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の43円→50円(前期は33円)に増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　2023年９月期の通期連結業績見通しにつきましては、新築投資用IoTレジデンスおよびリファイニング物件の販売活動に注力した結果、第４四半期（７～９月）の販売件数は過去最多となり、売上高は前回発表予想を大きく上回る見込みであります。売上高の増収に伴い、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益も前回発表予想を上回る見込みとなりましたので、業績予想を上方修正することといたしました。

　　当社は、株主の皆様に対する利益還元を経営の重要課題の一つとして位置付けており、業績と経営環境を勘案のうえ、企業体質の強化や将来の事業展開に備えるための内部留保を確保しつつ、連結配当性向35％以上を目標として、安定的な配当を継続することを基本方針としております。　この方針に基づき、当期の配当につきましては、上記のとおり、連結業績予想を上方修正したことを踏まえて、期末配当（普通配当）は前回予想の１株当たり22円から24円に上方修正することといたしました。　また、当社は2023年８月に創立10周年を迎えることができました。これもひとえに株主の皆様をはじめとする関係各位のご支援、ご協力の賜物と心より感謝申し上げます。これまでご支援いただきました株主の皆様に感謝の意を表するため、創立10周年を記念し、１株当たり５円の記念配当を実施させていただくことといたしました。　これにより、期末配当は普通配当と記念配当をあわせて29円となり、当期の年間配当金は前期実績から17円増配、前回予想から７円増配の50円を予定しております。　なお、本件につきましては、2023年12月開催予定の第11期定時株主総会に付議する予定であります。　当社は、本日公表の「長期ビジョン・中期経営計画」のとおり、次の10年に向け、更なる成長にチャレンジいたします。収益力の向上と財務体質強化を推し進め、更なる企業価値の向上を実現するとともに、継続的な配当還元に取り組んでまいりますので、株主の皆様におかれましては、何卒ご理解の上、引き続きご支援賜りますようお願い申し上げます。※本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提条件に基づいており、実際の業績等は様々な要因により、大きく異なる可能性があります。