仁丹、今期経常を一転61%増益に上方修正・23期ぶり最高益、配当も7.5円増額

配信元:株探
投稿:2023/09/14 13:00
 森下仁丹 <4524> [東証S] が9月14日後場(13:00)に業績・配当修正を発表。24年3月期の連結経常利益を従来予想の5.5億円→10億円(前期は6.2億円)に81.8%上方修正し、一転して60.5%増益を見込み、一気に23期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。
 なお、4-9月期(上期)の連結経常利益は従来予想の6.2億円(前期は3.4億円)を据え置いた。

 業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の42.5円→50円(前期は40円)に増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 売上については、新型コロナの扱いがインフルエンザと同じ5類に移行した事で、個人消費が伸び、ゆるやかな景気回復傾向の中、インバウンド需要も戻り、インバウンド需要が高い製品を中心に売り上げが復調となり、予想よりも増収となる見込みとなりました。また、カプセル受託事業においても、主にフレーバーカプセルを中心に堅調に推移し、前年期と比べて増収となる見込みとなりました。 利益面においては、価格高騰による売上原価の上昇が想定以下の水準で推移していることや、賃金引上げを含む社会的要請への取り組みを実施しつつも、効率的な販売促進活動に努めたこともあり、営業利益、経常利益、親会社株式に帰属する当期純利益とも予想を上回る見込みとなりました。※上記の業績予想につきましては、現時点で入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は様々な不確定要素がございますので、予想数値と異なる場合があります。

 当社は、株主の皆様に対する利益還元を経営の重要課題として位置づけており、将来の事業展開と経営体質の強化のために必要な内部留保を確保しつつ、安定的な配当を継続して実施することを基本方針としております。この方針に基づき、2024年3月期の業績動向を、今後の経営環境及び事業展開を総合的に勘案した結果、2024年3月期の期末配当予想につきましては、前回予想から7円50銭増配の1株当たり50円に修正いたします。
配信元: 株探

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