午前:債券サマリー 先物は続落、日銀の政策修正思惑が依然として影響

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2023/09/12 11:41
 12日午前の債券市場で、先物中心限月12月限は続落。前日に大幅安した反動から反発して始まったものの、日銀の政策修正思惑は根強く買いは続かなかった。

 9日付の読売新聞のインタビューで、日銀の植田和男総裁が2%の物価目標の達成が可能と判断すればマイナス金利を解除する選択肢もあるとの考えを明らかにしたことが尾を引いている様子。加えて、11日の米長期債相場が続落(金利は上昇)したことも重荷となった。債券先物は寄り付きで145円64銭をつけたあとは値を消す展開で、午前10時20分ごろには145円38銭まで軟化した。なお、きょうは財務省による5年債入札が実施される。

 午前11時の先物12月限の終値は、前日比12銭安の145円44銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、前日比0.015%上昇の0.720%で推移している。

出所:MINKABU PRESS
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