ポエック <9264> [東証S] が9月1日朝(08:00)に業績修正を発表。23年8月期の連結経常利益を従来予想の2.6億円→3.8億円(前の期は2.9億円)に44.2%上方修正し、一転して30.4%増益を見込み、一気に2期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。
会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した3-8月期(下期)の連結経常利益も従来予想の1.1億円→2.2億円(前年同期は1.6億円)に2.0倍増額し、一転して38.0%増益計算になる。
同時に、期末一括配当は引き続き未定とした。
株探ニュース
会社側からの【修正の理由】
通期連結の業績面につきまして、売上高の増加要因及び利益の増加要因は以下の通りです。(売上高の増加要因)当社におきましては、環境問題意識の高まりにより廃棄物処理とリサイクル技術への投資が増加傾向で推移しており、こうした需要や投資動向の変化によって環境関連事業における受注が底上げされたことで、売上高が増加しました。このほか、グループ子会社(東洋精機産業株式会社)におきまして、関連市場の需要が総じて堅調に推移しているなか、これに対応して実施してきた生産効率化が機能し、想定以上に加工受託量を確保することができたことで生産性が向上しました。こうした経営努力により通期で同社の業績は想定を上回り、設立以来最高の売上高を計上しました。また、他のグループ各社におきましても売上高は順調に推移してきたことで、前述の影響も加わり全体として売上高が増加しました。(利益の増加要因)上記の通り、売上高の増加に伴い利益が増加しました。なお、業績に対して、とくに影響が大きかった要因は以下の2点が上げられます。1.機械加工受託量の増加に伴う製造利益の増加子会社(東洋精機産業株式会社)においては、これまで経験したことのない受注量を消化するため細部にわたって生産性を分析し、これらの分析結果に基づき生産工程を見直すなど対応してまいりました。具体的には、生産工程内や工程間におけるボトルネックを特定し、発見した問題を排除する改善活動を継続的に実施することで効率的な生産システムの整備に努めてまいりました。こうした経営努力によって想定以上の受注量を消化することができ、利益の増加に寄与しました。2.養殖設備用冷却装置の製造利益の増加2022年8月期より当社子会社となった養殖施設に組み込まれる冷却装置メーカー(株式会社マリンリバー)の利益が増加しました。同社は多様な環境及び仕様条件の下、最適な設計・製造技術を提案できる技術力をもちます。この技術力が対象市場での価格競争力につながり、高い利益率を維持してきたことが主な要因であり、これらは以下の背景と同社の強みの相乗効果といえます。養殖業界では、海洋環境の変動や気候変動によって海水の温度が影響を受けるため、適切な温度管理が養殖の成功に不可欠です。とくに温水養殖など特定の種の養殖では、水温のコントロールが重要となり、精度の高いコントロールによって生育サイクルの最適化、病気のリスク低減、品質向上などが実現できます。同社は、これら設備機器メーカーが解決すべき課題に対し、多様な環境下において高レベルで水温をコントロールする冷却装置の製造技術を有しております。長年の業歴、さまざまな環境における導入実績によって獲得した技術であり、顧客が同社を選定する「強み」となっております。同社は、養殖設備機器市場においてこの「強み」を提供し続け信頼につなげ、その結果、当期においては、これまで以上に大手企業や新規事業として養殖市場に参入する企業からの受注が増加しました。一方、強力な技術力をバックグラウンドにもつ同社は当社と連携したことによって財務基盤上の信頼性が向上しました。以上の経緯により獲得した技術と財務両面での「強み」により、同社事業における価格競争力が一層強化され、付加価値率の高いビジネスを展開するに至っております。これらの結果、信頼性が向上して大型案件の受注確率が高まり、さらには価格競争力が強化されたことで利益水準を維持することができ、利益の増加に寄与しました。通期個別の業績面につきまして、売上高の増加要因及び利益の増加要因は以下の通りです。(売上高の増加要因)環境問題意識の高まりにより廃棄物処理とリサイクル技術への投資が増加傾向で推移しており、こうした需要や投資動向の変化によって環境関連事業における受注量及び受注件数が全体として増加し、売上高の増加に寄与しました。(利益の増加要因)上記の通り通期個別の業績面における売上高増加に伴い利益が増加しました。以上により前回発表予想を修正するものであります。
会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した3-8月期(下期)の連結経常利益も従来予想の1.1億円→2.2億円(前年同期は1.6億円)に2.0倍増額し、一転して38.0%増益計算になる。
同時に、期末一括配当は引き続き未定とした。
株探ニュース
会社側からの【修正の理由】
通期連結の業績面につきまして、売上高の増加要因及び利益の増加要因は以下の通りです。(売上高の増加要因)当社におきましては、環境問題意識の高まりにより廃棄物処理とリサイクル技術への投資が増加傾向で推移しており、こうした需要や投資動向の変化によって環境関連事業における受注が底上げされたことで、売上高が増加しました。このほか、グループ子会社(東洋精機産業株式会社)におきまして、関連市場の需要が総じて堅調に推移しているなか、これに対応して実施してきた生産効率化が機能し、想定以上に加工受託量を確保することができたことで生産性が向上しました。こうした経営努力により通期で同社の業績は想定を上回り、設立以来最高の売上高を計上しました。また、他のグループ各社におきましても売上高は順調に推移してきたことで、前述の影響も加わり全体として売上高が増加しました。(利益の増加要因)上記の通り、売上高の増加に伴い利益が増加しました。なお、業績に対して、とくに影響が大きかった要因は以下の2点が上げられます。1.機械加工受託量の増加に伴う製造利益の増加子会社(東洋精機産業株式会社)においては、これまで経験したことのない受注量を消化するため細部にわたって生産性を分析し、これらの分析結果に基づき生産工程を見直すなど対応してまいりました。具体的には、生産工程内や工程間におけるボトルネックを特定し、発見した問題を排除する改善活動を継続的に実施することで効率的な生産システムの整備に努めてまいりました。こうした経営努力によって想定以上の受注量を消化することができ、利益の増加に寄与しました。2.養殖設備用冷却装置の製造利益の増加2022年8月期より当社子会社となった養殖施設に組み込まれる冷却装置メーカー(株式会社マリンリバー)の利益が増加しました。同社は多様な環境及び仕様条件の下、最適な設計・製造技術を提案できる技術力をもちます。この技術力が対象市場での価格競争力につながり、高い利益率を維持してきたことが主な要因であり、これらは以下の背景と同社の強みの相乗効果といえます。養殖業界では、海洋環境の変動や気候変動によって海水の温度が影響を受けるため、適切な温度管理が養殖の成功に不可欠です。とくに温水養殖など特定の種の養殖では、水温のコントロールが重要となり、精度の高いコントロールによって生育サイクルの最適化、病気のリスク低減、品質向上などが実現できます。同社は、これら設備機器メーカーが解決すべき課題に対し、多様な環境下において高レベルで水温をコントロールする冷却装置の製造技術を有しております。長年の業歴、さまざまな環境における導入実績によって獲得した技術であり、顧客が同社を選定する「強み」となっております。同社は、養殖設備機器市場においてこの「強み」を提供し続け信頼につなげ、その結果、当期においては、これまで以上に大手企業や新規事業として養殖市場に参入する企業からの受注が増加しました。一方、強力な技術力をバックグラウンドにもつ同社は当社と連携したことによって財務基盤上の信頼性が向上しました。以上の経緯により獲得した技術と財務両面での「強み」により、同社事業における価格競争力が一層強化され、付加価値率の高いビジネスを展開するに至っております。これらの結果、信頼性が向上して大型案件の受注確率が高まり、さらには価格競争力が強化されたことで利益水準を維持することができ、利益の増加に寄与しました。通期個別の業績面につきまして、売上高の増加要因及び利益の増加要因は以下の通りです。(売上高の増加要因)環境問題意識の高まりにより廃棄物処理とリサイクル技術への投資が増加傾向で推移しており、こうした需要や投資動向の変化によって環境関連事業における受注量及び受注件数が全体として増加し、売上高の増加に寄与しました。(利益の増加要因)上記の通り通期個別の業績面における売上高増加に伴い利益が増加しました。以上により前回発表予想を修正するものであります。
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