<注目銘柄>=トレファク、消費者の節約志向追い風に業績上振れ期待膨らむ
トレジャー・ファクトリー<3093.T>は足もと戻りの鈍い展開となっているが、消費者の節約志向の恩恵を受ける銘柄であり、反騰機運の高まりを先取りする形で物色をしておきたい。
リサイクル店を展開する同社が7月12日に発表した24年2月期第1四半期(3~5月)の連結決算は、売上高が前年同期比22.7%増の82億5900万円、最終利益が同26.6%増の6億7300万円。最終利益の通期計画に対する進捗率は36%と順調な滑り出しとなった。中間期の業績・配当予想の上方修正も行ったものの、決算に対する期待が事前に高まっていたこともあり、発表後は好材料出尽くしと受け止めた売りに押された。
ただ好調な業況は6月以降も変わることはなく、7月の既存店の売上高は前年同月比13.5%増と増収基調を継続している。また、マクロ環境をみると、国内の6月の実質賃金は15カ月連続でマイナスとなっており、春闘で賃上げ機運が広がったにもかかわらず、それを上回る物価高により、消費者の可処分所得が減少するという状況となっている。直近ではガソリン価格の高騰も鮮明となっており、リサイクル店を利用して少しでも消費支出を抑えようとする流れが強まる可能性が高い。
業績上振れ期待の膨らむ同社の株価は8月に入り、5日移動平均線と25日移動平均線のゴールデンクロスを形成した。今後の月次実績で事業の好調ぶりを強く示すことができれば、7月の決算発表前の高値1877円を試す展開となりそうだ。(碧)
出所:MINKABU PRESS
リサイクル店を展開する同社が7月12日に発表した24年2月期第1四半期(3~5月)の連結決算は、売上高が前年同期比22.7%増の82億5900万円、最終利益が同26.6%増の6億7300万円。最終利益の通期計画に対する進捗率は36%と順調な滑り出しとなった。中間期の業績・配当予想の上方修正も行ったものの、決算に対する期待が事前に高まっていたこともあり、発表後は好材料出尽くしと受け止めた売りに押された。
ただ好調な業況は6月以降も変わることはなく、7月の既存店の売上高は前年同月比13.5%増と増収基調を継続している。また、マクロ環境をみると、国内の6月の実質賃金は15カ月連続でマイナスとなっており、春闘で賃上げ機運が広がったにもかかわらず、それを上回る物価高により、消費者の可処分所得が減少するという状況となっている。直近ではガソリン価格の高騰も鮮明となっており、リサイクル店を利用して少しでも消費支出を抑えようとする流れが強まる可能性が高い。
業績上振れ期待の膨らむ同社の株価は8月に入り、5日移動平均線と25日移動平均線のゴールデンクロスを形成した。今後の月次実績で事業の好調ぶりを強く示すことができれば、7月の決算発表前の高値1877円を試す展開となりそうだ。(碧)
出所:MINKABU PRESS
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