◆ 反落 - “144円半ば”へ
ジャクソンホール会議を控えて動きづらい中、昨日は金利面を背景にした“ドル売り”が目立ちました。
米欧英独仏の製造業/サービスPMIは芳しくなく、世界的に継続している「金融引き締めスタンスは後退」との思惑が台頭したからです。
このため国債利回りは全体的に低下傾向を見せ、“4.18%”へと低下した米10年債利回りに引っ張られる格好で、“145円ライン”を割り込んだドル円は“144.533円”へと値を落としていきました。
◆ ただ“一方向への動意”は限定的と見るのが妥当…?
いわゆる“ネガティブ・サプライズ”だったといえますが、一方でこの結果を背景に“ハト派寄り”へと転換すると見るのは、やはり早計といわざるを得ないところです。
逆に昨日の動きにて“従来通り”を維持しただけでも、“タカ派寄り”と捉えられる可能性も否めないところ…?
いずれにしてもマーケットの目は、明日予定される「パウエルFRB議長講演」に集中している印象は強いです。
そしてこの内容を見極めたいという思惑が根強い以上は…。
債券利回りの動向を注視しながらということになりますが、やはり本日は「“一方向への動意”は限定されやすい」と見たいところです。
つまりここからは“下値の堅さ”が意識されやすく、場合によっては“(昨日の)巻き戻し”が先行する展開を期待したいところです。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。
147.698(+2σ)
147.574(22/11/7高値)
146.937(22/11/8高値、ピボットハイブレイクアウト、大台)
146.789(22/11/9高値)
146.581(22/11/10高値、8/17高値《年初来高値》)
146.404(8/16高値、8/21-22高値、ピボット2ndレジスタンス)
146.000(大台)
145.859(8/23高値、+1σ)
上値5:145.778(8/17~8/23の61.8%戻し)
上値4:145.633(ピボット1stレジスタンス)
上値3:145.540(日足・一目均衡表転換線、8/17~8/23の50%戻し)
上値2:145.302(8/17~8/23の38.2%戻し)
上値1:145.000(大台)
前営業日終値:144.857
下値1:144.533(8/23安値)
下値2:144.359(8/11安値、ピボット1stサポート)
下値3:144.030(8/7~8/17の50%押し、20日移動平均線、大台)
下値4:143.757(ピボット2ndサポート)
下値5:143.436(8/7~8/17の61.8%押し)
143.260(8/10安値、7/28~8/17の38.2%押し)
142.998(8/9安値、7/14~8/17の38.2%押し、大台、ピボットローブレイクアウト)
142.701(8/7~8/17の76.4%押し、50日移動平均線)
142.395(8/8安値)
142.307(7/28~8/17の50%押し、日足・一目均衡表基準線)
142.000(大台)
141.894(7/14~8/17の50%押し、週足・一目均衡表転換線)
141.764(-1σ)
141.513(8/7安値)
《10:25》
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