ウイルプラス、前期経常を一転18%減益に下方修正

配信元:株探
投稿:2023/08/10 16:30
 ウイルプラスホールディングス <3538> [東証P] が8月10日大引け後(16:30)に業績修正を発表。23年6月期の連結経常利益を従来予想の26.8億円→19.4億円(前の期は23.7億円)に27.7%下方修正し、一転して18.3%減益見通しとなった。

 会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した1-6月期(下期)の連結経常利益も従来予想の17億円→9.6億円(前年同期は10.1億円)に43.5%減額し、一転して4.4%減益計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 当社取り扱いブランドの一部におきまして、半導体不足による自動車生産の停滞が期初の想定以上に長引き、新車販売台数は期初予想を大きく下回りました。その一方で、資材価格の高騰や円安の影響により、相次いで車輛販売価格改訂が実施されたこと等により、車輛売上単価は期初想定を上回ったため、売上高につきましては、僅かに期初予想を下回りました。利益面では、新車販売台数の未達に伴う販売奨励金の低下や、期末に向けて中古車市場価格が正常化してきたことから、期末中古車在庫に市場価格を反映させるため中古車在庫の評価損を計上したこと等により、売上総利益は期初予想を下回りました。また想定を大きく上回る車輛単価の上昇は、社用車(主にデモカー)の減価償却費の増加をもたらし、販売管理費が期初予想を超えた一つの要因となり、中長期戦略推進のための投資や昨年12月に実施したインフレ特別手当の実施も販売管理費を押し上げる要因になりました。これらの結果、営業利益、経常利益および親会社株主に帰属する当期純利益は前回発表予想を大きく下回る見通しです。一方で、ストック型ビジネスである車輛整備及び保険代理店事業につきましては、堅調に推移いたしました。尚、配当予想につきましては、中長期株主還元戦略の下、「適正資本の維持」及び「中長期的に ROE15%達成」目標に則り、期末配当予想は、修正いたしません。
配信元: 株探

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