ＧＭＯペパボ、今期最終を一転赤字に下方修正、配当も無配転落

　ＧＭＯペパボ <3633> [東証Ｐ] が8月9日大引け後(15:31)に決算を発表。23年12月期第2四半期累計(1-6月)の連結最終損益は8億9200万円の赤字(前年同期は1億8200万円の黒字)に転落した。
　併せて、通期の同損益を従来予想の5億7300万円の黒字→8億6700万円の赤字(前期は5億1000万円の黒字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。赤字額は前期末の純資産を32.2％毀損する規模となった。

　会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した7-12月期(下期)の連結最終利益は前年同期比92.4％減の2500万円に大きく落ち込む計算になる。

　業績悪化に伴い、従来55円を計画していた期末一括配当を見送り、8期ぶりに無配転落(前期は50円)とする方針とした。

　直近3ヵ月の実績である4-6月期(2Q)の連結最終損益は9億3300万円の赤字(前年同期は1200万円の黒字)に転落し、売上営業損益率は前年同期の0.9％→-30.9％に急悪化した。

株探ニュース