<動意株・31日>(前引け)=リオン、霞ヶ関C、三社電機
リオン<6823.T>=急伸。前週末28日の取引終了後、24年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算を発表した。最終利益は前年同期比3.6倍の6億8300万円となった。中間期の計画に対する進捗率は約98%と業績上振れの思惑が広がり、買いが集まったようだ。売上高は同16.0%増の60億1300万円だった。経済活動が正常化に向かうなかで補聴器は増収。医療機関の設備投資も回復傾向にあり、聴力検査に用いるオージオメーターの販売も好調に推移し、医療機器事業全体で増収増益となった。なお、補聴器及び環境機器の一部新製品の発売時期が第2四半期(7~9月)以降にずれ込んだことを受け、販売促進費や減価償却費などの費用の計上も当初の計画から遅れることとなり、第1四半期の各利益の進捗率を高める方向に作用した。
霞ヶ関キャピタル<3498.T>=年初来高値に肉薄。グループで企画・開発を行ったドライ倉庫の物件売却が順調なほか、アパートメントホテル事業がコロナ禍からの脱却で案件の収益性が向上し、全体業績を押し上げている。23年8月期営業利益は従来計画から上方修正し、前期比9割増の41億円を見込んでいる。また、24年8月期も増益基調がキープされる公算は大きいとみられ、業績の中期成長に対する期待感が大きい。株式需給面ではひと頃と比べ信用買い残の整理が進んでおり、上値を軽くしている。
三社電機製作所<6882.T>=大幅反発で新値街道復帰。6月20日につけた高値1475円を一気に上抜き約1カ月半ぶりに年初来高値を更新した。同社は半導体モジュールや電源デバイスのメーカーで、パワー半導体分野の競争力の高さが特長。業績は表面処理用電源が好調で収益を牽引、小型電源も医療用機器向けを中心に大きく伸びて収益に貢献している。前週末28日取引終了後に発表した24年3月期第1四半期(23年4~6月)決算は営業利益が前年同期比5.5倍の5億6500万円と変貌、これがサプライズとなって投資資金を呼び込んでいる。時価は18年5月以来約5年2カ月ぶりの高値圏に突入している。
※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。
出所:MINKABU PRESS
霞ヶ関キャピタル<3498.T>=年初来高値に肉薄。グループで企画・開発を行ったドライ倉庫の物件売却が順調なほか、アパートメントホテル事業がコロナ禍からの脱却で案件の収益性が向上し、全体業績を押し上げている。23年8月期営業利益は従来計画から上方修正し、前期比9割増の41億円を見込んでいる。また、24年8月期も増益基調がキープされる公算は大きいとみられ、業績の中期成長に対する期待感が大きい。株式需給面ではひと頃と比べ信用買い残の整理が進んでおり、上値を軽くしている。
三社電機製作所<6882.T>=大幅反発で新値街道復帰。6月20日につけた高値1475円を一気に上抜き約1カ月半ぶりに年初来高値を更新した。同社は半導体モジュールや電源デバイスのメーカーで、パワー半導体分野の競争力の高さが特長。業績は表面処理用電源が好調で収益を牽引、小型電源も医療用機器向けを中心に大きく伸びて収益に貢献している。前週末28日取引終了後に発表した24年3月期第1四半期(23年4~6月)決算は営業利益が前年同期比5.5倍の5億6500万円と変貌、これがサプライズとなって投資資金を呼び込んでいる。時価は18年5月以来約5年2カ月ぶりの高値圏に突入している。
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