富士通ゼが急落し年初来安値更新、第1四半期営業赤字・売上高予想の引き下げで失望感

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2023/07/26 10:39
 富士通ゼネラル<6755.T>が急落。フシ目の3000円を割り込み、年初来安値を更新した。25日の取引終了後に発表した24年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算は、売上高が前年同期比18.0%減の680億400万円、営業損益は6億6600万円の赤字(前年同期は16億600万円の黒字)となった。営業赤字となったことに加えて、米州とアジアでの通期の空調機売上高予想を下方修正しており、失望売りを促す要因となったようだ。

 第1四半期は海外向けの空調機事業において、中東や北米向けの前年同期の出荷が高水準となった反動が出たほか、販売代理店の保有在庫が潤沢となったことなどもあって、追加発注が一時的に鈍化した。北米やアジアの販売計画を見直し、上期(4~9月)と通期の売上高予想を下方修正した。為替差益の発生などを踏まえ、上期の経常利益予想は上方修正した。通期の経常利益予想は据え置き、前期比20.5%増の210億円を計画するものの、230億円強とする市場のコンセンサスを下回る水準となっている。

出所:MINKABU PRESS
配信元: みんかぶ

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