紙パ株の強さ目立つ、低PBR株への資金シフトを反映し業種別値上がり率首位

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2023/07/26 10:26
 三菱製紙<3864.T>が3日続伸で590円台まで上値を伸ばし新高値をにらむほか、王子ホールディングス<3861.T>日本製紙<3863.T>も頑強な値動きを示すなど、軟調地合いのなかで製紙セクターの株価の強さが目立つ。業種別騰落では「紙・パルプ」は33業種中、値上がり率首位となっている。全般は国内企業の決算発表が今週末から本格化するなか、目先はやや買い手控えムードが漂う。そのなか、低PBR銘柄は下値リスクが乏しいとの見方から投資資金がシフトされやすく、PBRが1倍を大きく下回る銘柄が多い紙パ株が相対的に強さを発揮している。また、ファンダメンタルズ面でも強みを持つ。国内でもインフレ傾向が強まるなか、製品価格の値上げで利益採算をキープしている紙パ株の優位性が意識されている。

出所:MINKABU PRESS
配信元: みんかぶ

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