川岸工、今期経常を一転9％増益に上方修正、配当も20円増額

　川岸工業 <5921> [東証Ｓ] が7月24日大引け後(15:00)に業績・配当修正を発表。23年9月期の経常利益(非連結)を従来予想の9億円→16億円(前期は14.6億円)に77.8％上方修正し、一転して9.1％増益見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した4-9月期(下期)の経常損益も従来予想の0.7億円の赤字→6.2億円の黒字(前年同期は3.9億円の黒字)に増額し、一転して黒字に浮上し、57.2％増益計算になる。

　業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の80円→100円(前期は80円)に増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　通期業績予想につきましては、売上高は、原材料価格の高騰を受けて販売価格の上昇が進んだことと、大型物件の完成及び工場の稼働率向上等により、前回公表しました業績予想を上回る見通しであります。　損益につきましては、鋼材価格やエネルギー関連の高騰が懸念されますが、前期に受注した採算性の良い工事の影響で、前回公表しました業績予想を上回る見通しであります。

　　配当の基本的な方針は、収益状況に見合った配当を安定的に行うことと、競争が厳しい鉄骨業界において、企業体質強化及び品質確保のための設備投資等を行うため、内部留保の充実とのバランスを勘案して決定することとしております。　当期は「１．業績予想の修正」に記載した通り、営業利益、経常利益、当期純利益とも当初予想を上回る見込みであることから、当期の１株当たり期末配当金を当初予想の80円から20円増配し100円とすることにいたしました。　　なお、本資料に記載している業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報に基づいており、不確実な要素を含んでおります。また、実際の業績等は業績の変化等により、上記の業績予想値と異なる場合があります。