ＪＥＳＣＯ、今期経常を一転39％減益に下方修正、配当は14円増額

　ＪＥＳＣＯホールディングス <1434> [東証Ｓ] が7月14日大引け後(15:30)に決算を発表。23年8月期第3四半期累計(22年9月-23年5月)の連結経常利益は前年同期比1.4％減の5.5億円となった。
　併せて、通期の同利益を従来予想の7.4億円→4.4億円(前期は7.2億円)に40.9％下方修正し、一転して39.4％減益見通しとなった。ただ、通期の連結最終利益は従来予想の6.1億円→12.4億円(前期は5.1億円)に2.0倍上方修正し、増益率が20.7％増→2.4倍に拡大し、5期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した3-8月期(下期)の連結経常利益も従来予想の3.9億円→0.9億円(前年同期は3億円)に76.4％減額し、一転して68.8％減益計算になる。

　同時に、期末一括配当を従来計画の16円→30円(前期は15円)に大幅増額修正した。

　直近3ヵ月の実績である3-5月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比50.0％増の2.1億円に拡大したが、売上営業利益率は前年同期の9.2％→6.7％に悪化した。

株探ニュース