*13:57JST システム ディ Research Memo(7):自己資本比率は60%台、財務の健全性は高い
■業績動向
3. 財務状況と経営指標
システム ディ<3804>の2023年10月期第2四半期末の資産合計は、前期末比55百万円増加の5,955百万円となった。主な増減要因を見ると、流動資産は現金及び預金が5百万円、受取手形、売掛金及び契約資産が25百万円それぞれ減少した。また、固定資産は京都本社第二ビルの稼働に伴い有形固定資産が177百万円増加した一方で、ソフトウェア及びソフトウェア仮勘定が78百万円、のれんが6百万円、繰延税金資産が38百万円それぞれ減少した。なお、京都本社第二ビルは本社隣接地のビルを購入したもので、2023年3月から一部の事業部を移動し、手狭だったワークスペースに余裕ができるなど、職場環境の改善につながっている。
負債合計は前期末比194百万円減少の2,125百万円となった。主な増減要因を見ると、支払手形及び買掛金が30百万円、賞与引当金が70百万円それぞれ増加した一方で、前受収益が31百万円、未払法人税等が46百万円、未払費用が144百万円、有利子負債が68百万円それぞれ減少した。純資産合計は同250百万円増加の3,829百万円となった。配当金支出127百万円があったものの親会社株主に帰属する四半期純利益の計上等により利益剰余金が248百万円増加した。
経営指標を見ると、経営の安全性を示す自己資本比率が前期末の60.7%から64.3%に上昇し、逆に有利子負債比率が15.7%から12.9%に低下した。前期は京都本社第二ビルの購入資金として金融機関から借り入れを実施したため、有利子負債が増加したが、今後は大きな資金需要もないことから有利子負債も徐々に減少していくものと予想される。現預金から有利子負債を差し引いたネットキャッシュも黒字を維持しており、財務内容は健全な状態にあると判断される。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
<AS>
3. 財務状況と経営指標
システム ディ<3804>の2023年10月期第2四半期末の資産合計は、前期末比55百万円増加の5,955百万円となった。主な増減要因を見ると、流動資産は現金及び預金が5百万円、受取手形、売掛金及び契約資産が25百万円それぞれ減少した。また、固定資産は京都本社第二ビルの稼働に伴い有形固定資産が177百万円増加した一方で、ソフトウェア及びソフトウェア仮勘定が78百万円、のれんが6百万円、繰延税金資産が38百万円それぞれ減少した。なお、京都本社第二ビルは本社隣接地のビルを購入したもので、2023年3月から一部の事業部を移動し、手狭だったワークスペースに余裕ができるなど、職場環境の改善につながっている。
負債合計は前期末比194百万円減少の2,125百万円となった。主な増減要因を見ると、支払手形及び買掛金が30百万円、賞与引当金が70百万円それぞれ増加した一方で、前受収益が31百万円、未払法人税等が46百万円、未払費用が144百万円、有利子負債が68百万円それぞれ減少した。純資産合計は同250百万円増加の3,829百万円となった。配当金支出127百万円があったものの親会社株主に帰属する四半期純利益の計上等により利益剰余金が248百万円増加した。
経営指標を見ると、経営の安全性を示す自己資本比率が前期末の60.7%から64.3%に上昇し、逆に有利子負債比率が15.7%から12.9%に低下した。前期は京都本社第二ビルの購入資金として金融機関から借り入れを実施したため、有利子負債が増加したが、今後は大きな資金需要もないことから有利子負債も徐々に減少していくものと予想される。現預金から有利子負債を差し引いたネットキャッシュも黒字を維持しており、財務内容は健全な状態にあると判断される。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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