◆ 一時“144円割れ”も… - ISM製造業景況指数
“緩やかな上値模索”にてスタートした週明けマーケットは、「日銀短観」の改善も加わって“リスク選好姿勢”が優勢となりました。
この影響にて“1990年3月以来の高値”にて日経平均が引ける中、ドル円はNYタイム序盤にかけて“144.909円”へと押し戻されていきました。
しかし再び“145円台回復”とはならず、NYタイム中盤には“144円割れ(安値は143.987円)”へ押し戻されていきました。
昨日発表の「ISM製造業景況指数」が芳しくなく、“ドル売り(戻し)”が次第に優勢となったからです。
もっとも米10年債利回りが“急回復(3.86%→3.77%→3.86%)”を見せる中、ドル円も崩れるには至らず、緩やかに“144円後半”に押し戻されて、昨日の取引を終えています。
◆ “流動性低下”は否めないだけに…? - 米国休場
本日は「米国休場(米独立記念日)」となるだけに、“流動性低下”は避けられないと見られます。
そうなると「投機筋の仕掛け」がなければ、基本的には“膠着”、場合によっては“ポジション調整主体”を想定せざるを得ないところです。
そして直近の動きを踏まえれば方向性は“ドル売り(円買い)”ということになりますので、本日は“上値の重さ”を意識せざるを得ないということになります。
それでも昨日の“ドル売り”進行の中、“144円ライン”で概ね下げ止まりました。
これは“ドル買い・円売り”が依然として旺盛であることを物語る動きであり、その意味では“下値の堅さ”は意識せざるを得ない…?
流動性の乏しい中ですので、些細な要因で“揺れ動く”には気を付けつつも、基本的には“上値の重さ”、場合によっては“やや下方向”を意識し、それでも“崩れない(下値は堅い)”といった展開を、本日は想定したいところです。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。
146.937(22/11/8高値)
146.789(22/11/9高値)
146.581(22/11/10高値)
146.117(22/10/21~23/1/13の76.4%戻し、+2σ)
145.987(ピボットハイブレイクアウト、大台)
上値5:145.448(ピボット2ndレジスタンス)
上値4:145.116(2022/10/27安値《2022/11/10急落時のネックライン》)
上値3:145.069(6/30高値《年初来高値》、ピボット1stレジスタンス、大台)
上値2:144.909(7/3高値)
上値1:144.814(6/30~7/3の76.4%戻し)
前営業日終値:144.682
下値1:144.368(7/3安値後の50%押し)
下値2:144.278(7/3安値後の61.8%押し)
下値3:144.167(7/3安値後の76.4%押し、ピボット1stサポート)
下値4:144.093(+1σ)
下値5:143.987(7/3安値、6/26~6/30の50%押し水準、大台)
143.728(6/28安値、6/26~6/30の61.8%押し)
143.597(6/20~6/30の38.2%押し、ピボット2ndサポート)
143.287(6/27安値、日足・一目均衡表転換線、ピボットローブレイクアウト)
143.143(6/20~6/30の50%押し)
143.000(大台)
142.928(6/26安値)
142.775(6/9~6/30の38.2%押し)
142.644(6/23安値、6/20~6/30の61.8%押し)
《10:30》
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