<注目銘柄>=シュッピン、時計事業は上期ボトムに回復へ
シュッピン<3179.T>は4月6日につけた年初来安値817円を底に戻り歩調にあるが、PER11倍台の時価水準はまだ割安感が強く、上昇余地は大きい。
同社は、ECを中心にカメラ・時計の買い取り及び販売を行う。23年3月期は営業利益が24億6300万円(前の期比21.6%減)と減益だったが、これは主に時計事業の不振によるもので、相場高騰時に仕入れた高級時計在庫の赤字販売や棚卸商品評価損の計上が主な要因。この影響は24年3月期も残るとみられ、上期は営業利益15億1400万円(前年同期比7.0%減)と減益を見込む。
ただ、業績は下期には回復へ向かう見通しだ。時計事業で商品評価損を計上した多くはロレックスを中心とした人気商品であるため、回転が速く在庫処分は上期中に概ね終了するとみられている。評価替えを行った商品は粗利益が薄い在庫であるため、その在庫消化により下期の採算は改善する見通し。また、もう一方の主力であるカメラ事業は、前期は半導体不足の影響によるメーカーの供給不安定の影響があったが好調に推移しており、今期は供給面の不安も解消されることで前期以上の好調が期待できる。Web会員数が順調に増加していることもこれを後押ししよう。
24年3月期通期営業利益は31億2200万円(前期比26.8%増)を見込む。更に25年3月期については営業利益39億円を見込む調査機関もあり、成長期待も高い。(仁)
出所:MINKABU PRESS
同社は、ECを中心にカメラ・時計の買い取り及び販売を行う。23年3月期は営業利益が24億6300万円(前の期比21.6%減)と減益だったが、これは主に時計事業の不振によるもので、相場高騰時に仕入れた高級時計在庫の赤字販売や棚卸商品評価損の計上が主な要因。この影響は24年3月期も残るとみられ、上期は営業利益15億1400万円(前年同期比7.0%減)と減益を見込む。
ただ、業績は下期には回復へ向かう見通しだ。時計事業で商品評価損を計上した多くはロレックスを中心とした人気商品であるため、回転が速く在庫処分は上期中に概ね終了するとみられている。評価替えを行った商品は粗利益が薄い在庫であるため、その在庫消化により下期の採算は改善する見通し。また、もう一方の主力であるカメラ事業は、前期は半導体不足の影響によるメーカーの供給不安定の影響があったが好調に推移しており、今期は供給面の不安も解消されることで前期以上の好調が期待できる。Web会員数が順調に増加していることもこれを後押ししよう。
24年3月期通期営業利益は31億2200万円(前期比26.8%増)を見込む。更に25年3月期については営業利益39億円を見込む調査機関もあり、成長期待も高い。(仁)
出所:MINKABU PRESS
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