決算マイナス・インパクト銘柄 【東証プライム】引け後 … ラクーンＨＤ、鎌倉新書、グッドコムＡ (6月12日発表分)

―決算で売られた銘柄！ 下落率ランキング―

　企業決算に対する評価は、マーケットでは「株価」として表される。ここでは、決算を受け止めて株価がいかに反応したかを探る。

　以下に挙げたのは、決算発表が「マイナス・インパクト」となった可能性のある東証プライムの銘柄である。株価が決算発表前日の6月9日から12日の決算発表を経て13日大引け現在、水準を切り下げている銘柄を下落率の大きい順にランキングした。

▲No.1　アセンテック <3565>
　24年1月期第1四半期(2-4月)の経常利益(非連結)は前年同期比6.7％減の1.9億円に減ったが、2-7月期(上期)計画の3.7億円に対する進捗率は52.4％となり、5年平均の54.3％とほぼ同水準だった。

▲No.2　グッドコムＡ <3475>
　23年10月期第2四半期累計(22年11月-23年4月)の連結経常利益は前年同期比61.6％減の11.9億円に大きく落ち込み、通期計画の47.5億円に対する進捗率は25.1％にとどまり、5年平均の50.3％も下回った。

▲No.7　ラクーンＨＤ <3031>
　23年4月期の連結経常利益は前の期比7.9％増の12.2億円に伸びたが、24年4月期は前期比22.4％減の9.5億円に減る見通しとなった。

■決算マイナス・インパクト銘柄

コード　銘柄名　　　　市場　　下落率 　発表日　決算期　経常変化率

<3565> アセンテック 　東Ｐ　　 -9.59 　　6/12　　　1Q　　　 -6.73
<3475> グッドコムＡ 　東Ｐ　　 -9.22 　　6/12　　上期　　　-61.60
<6184> 鎌倉新書 　　　東Ｐ　　 -6.54 　　6/12　　　1Q　　　 11.21
<2301> 学情 　　　　　東Ｐ　　 -5.75 　　6/12　　上期　　　796.88
<2198> アイケイケイ 　東Ｐ　　 -5.72 　　6/12　　上期　　　 80.95

<3539> ＪＭＨＤ 　　　東Ｐ　　 -2.83 　　6/12　　　3Q　　　　4.45
<3031> ラクーンＨＤ 　東Ｐ　　 -2.46 　　6/12　本決算　　　-22.45

※下落率は「決算発表前日の終値を基準とした13日大引け株価の変化率」。下落率、経常変化率は「％」。本決算の経常変化率は今期予想。
「1Q」は第1四半期決算。「上期」は第2四半期累計決算。「3Q」は第3四半期累計決算。

株探ニュース