【来週の注目材料】FOMC直前の米CPIは伸びが大幅鈍化見込み
【来週の注目材料】FOMC直前の米CPIは伸びが大幅鈍化見込み
今週最も注目される米連邦公開市場委員会(FOMC)が13日、14日に開かれますが、その直前、13日朝に発表される5月の米消費者物価指数(CPI)にも要注意です。米国のインフレターゲットの対象指標はPCEデフレータで会ってCPIではありませんが、PCEデフレータの発表はCPIの約2週間後となっており、5月分のデータは今回のFOMCに間に合いません。それだけに直近のデータとして5月のCPIを確認しながらの議論となります。
4月の米CPIは前年比+4.9%と、市場予想及び3月時の+5.0%を下回る伸びに留まりました。変動の激しい食品とエネルギーを除いたコア指数は前年比+5.5%と市場予想とは一致しましたが、3月時の+5.6%からは鈍化しました。
食料品価格が前年比+7.7%と3月時の+8.5%から伸びが鈍化。8カ月連続での伸び鈍化となりました。
住居費は前年比+8.1%と3月の+8.2%から小幅ながら鈍化。住居費の鈍化は2021年2月以来約2年2カ月ぶりとなりました。
こうした状況を受けての今回ですが、前年比+4.1%と大幅な伸び鈍化が見込まれています。変動の激しい食品とエネルギーを除いたコアも前年比+5.2%と4月から鈍化する見込みとなっています。
4月から5月にかけてはガソリン価格が低下(米EIA調査による全米全種平均で1.3%低下)しており、全体を押し下げてくると見込まれます。
また、昨年4月から5月にかけて物価の上昇が目立っており、季節調整前の数字で前月比+1.1%、食品とエネルギーを除いたコアでも前月比+0.6%となりました。前年比の比較対象元である2022年の水準が上昇していることで、今回分が先月からそれほど変わっていなくても、見かけ上では伸びが鈍化するという負のベースメント効果が生じると見られることも、弱い予想につながっています。
ある程度の弱さまでは想定済みですが、予想を超える伸び鈍化となるようだとドル売りが期待されます。
今週最も注目される米連邦公開市場委員会(FOMC)が13日、14日に開かれますが、その直前、13日朝に発表される5月の米消費者物価指数(CPI)にも要注意です。米国のインフレターゲットの対象指標はPCEデフレータで会ってCPIではありませんが、PCEデフレータの発表はCPIの約2週間後となっており、5月分のデータは今回のFOMCに間に合いません。それだけに直近のデータとして5月のCPIを確認しながらの議論となります。
4月の米CPIは前年比+4.9%と、市場予想及び3月時の+5.0%を下回る伸びに留まりました。変動の激しい食品とエネルギーを除いたコア指数は前年比+5.5%と市場予想とは一致しましたが、3月時の+5.6%からは鈍化しました。
食料品価格が前年比+7.7%と3月時の+8.5%から伸びが鈍化。8カ月連続での伸び鈍化となりました。
住居費は前年比+8.1%と3月の+8.2%から小幅ながら鈍化。住居費の鈍化は2021年2月以来約2年2カ月ぶりとなりました。
こうした状況を受けての今回ですが、前年比+4.1%と大幅な伸び鈍化が見込まれています。変動の激しい食品とエネルギーを除いたコアも前年比+5.2%と4月から鈍化する見込みとなっています。
4月から5月にかけてはガソリン価格が低下(米EIA調査による全米全種平均で1.3%低下)しており、全体を押し下げてくると見込まれます。
また、昨年4月から5月にかけて物価の上昇が目立っており、季節調整前の数字で前月比+1.1%、食品とエネルギーを除いたコアでも前月比+0.6%となりました。前年比の比較対象元である2022年の水準が上昇していることで、今回分が先月からそれほど変わっていなくても、見かけ上では伸びが鈍化するという負のベースメント効果が生じると見られることも、弱い予想につながっています。
ある程度の弱さまでは想定済みですが、予想を超える伸び鈍化となるようだとドル売りが期待されます。
このニュースはみんかぶ(FX/為替)から転載しています。
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