◆ 一転して“巻き戻し”… - “138円後半”へ
昨日発表の新規失業保険申請件数は、“2021年10月以来の高水準(26.1万件)”を記録した。
このため前日までに台頭していた「米利上げ継続」あるいは「早期の米利上げ再開」との思惑が巻き戻され、米10年債利回りは“3.70%”に低下する場面が見られた。
このため“金利選好→ドル買い・円売り”が巻き戻される格好となり、ドル円は“138.815円”へと大きく押し下げられていきました。
◆ ただ“鵜呑み”にはできない…? ー 新規失業保険申請件数
昨日の新規失業保険申請件数はかなり弱い内容でありましたが、対象期間にメモリアル・デー(祝日)が含まれていました。
このため“鵜呑み”にすることはできず、ましてや「マサチューセッツ州・不正受給申請」の影響についても残存している可能性が否めないところです。
そうなると「米雇用情勢」を背景にした動意は、自ずと限定されやすいと見るのが自然です。
また当該“138.815円”という水準も、2日の「米雇用統計発表時」とほぼ同じとなります。
つまり“一旦の達成感”は、いつ浮上してもおかしくないということに…?
直近レンジは“138.418円(1日安値)-140.450円(5日高値)”ということになりますので、もう一段値を落としてもおかしくないということになりますが、自ずと下値は限定されると見たいところです。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。
140.922(5/30高値)
140.708(ピボット2ndレジスタンス)
140.450(6/5高値)
140.244(6/7-8高値、+1σ)
140.000(大台)
上値5:139.825(6/5~6/8の61.8%戻し、ピボット1stレジスタンス)
上値4:139.670(日足・一目均衡表転換線、6/5~6/8の50%戻し)
上値3:139.589(月足・一目均衡表転換線)
上値2:139.440(6/5~6/8の38.2%戻し)
上値1:139.000(大台、20日移動平均線)
前営業日終値:138.919
下値1:138.815(6/8安値)
下値2:138.726(6/2NYタイム安値《米雇用統計時安値》)
下値3:138.598(6/2安値)
下値4:138.418(6/1安値、ピボット1stサポート)
下値5:138.231(5/24安値、5/11~5/30の38.2%押し)
138.000(大台)
137.920(ピボット2ndサポート)
137.429(5/19-22安値)
137.284(5/18安値、200日移動平均線、日足・一目均衡表基準線、5/11~5/30の50%押し)
《9:55》
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