◆ にわかに“巻き戻し”… - “139円前半”
週初オープニングより“ドル堅調”は続き、欧州タイムには“140.450円”へと上値を伸ばす場面も見られました。
しかしNYタイムに入ると一転、予想を下回った米経済指標を背景に“139.250円”へと押し戻されました。
昨日発表の米ISM非製造業景況指数は、5ヶ月連続で“好況/不況の境目(50)”は上回ったものの、“-1.6ポイント(50.3)”と低下しました。
また構成項目の一つである新規受注は“-3.2ポイント”であり、雇用指数は“50割れ”へと落ち込んでいます。
このため米景気の先行きに不透明感が台頭し、米10年国債利回りが“急低下(→3.65%)”台に急低下する中、前記“139.250円”へと押し戻されていきました。
◆ 本日は主だった材料もなく…?
もっとも短期金融市場を見ると、「6月据え置き(約75%)」「7月までに0.25%利上げ(約65%)」という織り込みは、先週末とはほぼ変わっておりません。
このため過度な思惑は巻き戻されたものの、米金融政策を巡る思惑そのものはそれほど変わっていないと見るのが自然…。
そうなると新たな材料が必要ということになりますが、本日は主だった米経済指標は予定されておらず、すでにブラックアウト期間に突入もしています。
“やや買い戻し”が入るかもしれませんが、基本的に本日は“139円台”で揺れ動く展開を想定したいところです。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。
141.607(22/11/23高値)
141.464(ピボットハイブレイクアウト)
141.000(大台)
140.922(5/30高値、ピボット2ndレジスタンス)
上値5:140.450(6/5高値)
上値4:140.264(ピボット1stレジスタンス)
上値3:140.139(+1σ)
上値2:140.000(大台)
上値1:139.670(日足・一目均衡表転換線)
前営業日終値:139.571(月足・一目均衡表転換線)
下値1:139.438(6/1~6/5の38.2%押し)
下値2:139.250(6/5安値)
下値3:139.194(6/1~6/2の61.8%押し)
下値4:139.000(大台、ピボット1stサポート)
下値5:138.726(6/2NYタイム安値《米雇用統計時安値》)
138.598(6/2安値、ピボット2ndサポート)
138.418(6/1安値)
138.311(20日移動平均線)
138.231(5/24安値、5/11~5/30の38.2%押し)
《10:25》
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