各種の開発を柔軟かつスピーディに進めるためにアジャイルをフル活用
TDCソフト株式会社(代表取締役社長:小林 裕嘉、以下:当社)は、ENEOS株式会社(代表取締役社長:齊藤 猛、以下、ENEOS)の、脱炭素・循環型社会実現に向けた研究開発において、柔軟かつスピーディに各種の開発を進めるために当社のアジャイル開発手法をフル活用し、同研究開発を力強く加速させることができました。
(ENEOS株式会社 中央技術研究所 先進技術研究所 低炭素技術グループ チーフスタッフ 原田 耕佑氏(左)・有賀 暢幸氏(右))
当社のアジャイルが採用された背景と目的
世界的な最重要課題のひとつである気候変動により、エネルギー産業は化石燃料から再生可能エネルギー活用へと大きな転換を迫られています。しかし、自然由来の再生可能エネルギーを安定活用するには未だ課題が多く、各社とも試行錯誤を続けている状況です。
日本を代表するエネルギー企業のENEOSも例外ではなく、同社の中央技術研究所では、水素エネルギーや多様なエネルギー機器を統合制御して1つの大きな発電所のように機能させるVPP(Virtual Power Plant)の推進、水素キャリア製造技術、合成燃料開発など脱炭素・循環型社会に向けた様々な取り組みを実施しています。このような研究開発のプロジェクトにおいて当社の具体的で要件の柔軟性を理解した提案が評価され、当社のアジャイル開発を採用いただきました。
アジャイル及び当社を採用したポイント
■研究開発は常に流動的で先が明確ではなく、研究者自身が思いつきをすぐに試してみたいと思うこともあり、そのような要求に応えるにはアジャイルという進め方が最適と判断
■当社の 2週間スプリントでのスクラム(※)を活用するという、具体的かつ「要件の柔軟性」を理解した提案から、アジャイルに対する知見が最も高いと評価
※スクラムとは、アジャイルの実践において一般的なフレームワーク。 スプリントは、スクラムにおいてチームが作業を行う一定の期間を指し、これを繰り返すことでチームは価値を生み出す。
アジャイル導入前の課題
■社会課題を解決するため研究開発の加速が求められている
■エネルギー機器の制御試験は機器がある現地に赴く必要があった
■複数の機器を束ねて制御試験を行う環境がなかった
アジャイル導入後の成果
■研究にありがちな「あいまいな要件」に対して迅速に対応
■ネットワーク越しに制御試験を行える環境を構築できた
■多くの機器を容易に接続し総合的な試験を行えるようになった
アジャイルで開発したシステム
■開発開始から3か月後に太陽光発電、水素発電、蓄電池などの稼働状況を監視・管理する「hammock(R) EMS (ハンモックEMS)」をリリース
■蓄電池制御シミュレーターを開発。2022年10月にベータ版を提供し、UI/UXの改善や機能強化を継続している
■東京都東村山市とENEOSが実施している電気自動車を活用したエネルギーマネジメントサービスに関する実証実験において、システムの見える化画面の開発。2023年1月にベータ版を提供。
いずれもアジャイルならではのスピード感で開発が進んでおり、これらの成果が認められENEOS社内へのアジャイル推進の理解が得られています。
ENEOS 中央技術研究所 先進技術研究所 副所長 梶田琢也様は次のように述べています。
「ENEOSでは、デジタル領域の研究開発を強化しており、開発した要素技術をサービスやシステムに素早く展開し、要件や市場環境の変化に合わせて高速にアップデートすることが強く求められています。TDCソフト様のアジャイルサービスでは、スクラム手法をはじめとするアジャイルなシステム開発ノウハウを有する経験豊富なメンバーがチームをリードすることで、ENEOSの研究成果のスピーディな実装を実現いただいています。このサービスは、要件が流動的なあらゆるシステム開発に適用可能で、ビジネスの加速を強力に支援するサービスであると確信しております。私たちは今後ともTDCソフト様と連携し、デジタル技術を活用して脱炭素社会の構築に貢献してまいります」
当社のアジャイルについて
当社は、お客様のビジネススピードを加速させるためのアジャイルサービスを提供します。「アジャイル」というとソフトウェア開発だけにフォーカスが当たりがちですが、DXの推進や、ビジネススピードを加速させるためには、組織のマインド・仕組みを戦略・企画立案段階から変えていくことが大事な要素として考えます。当社は、お客様の組織の変革のサポートから、サービス企画、実行前トータルでお客様の変革をサポートいたします。
URL: https://www.tdc.co.jp/product/agile/
※本リリースに記載された法人名・商品名は、各法人の商標または登録商標です。
TDCソフトについて
TDCソフトは、社会や市場の潜在ニーズを捉え、デジタル技術の新たな潮流に対応した次世代型のシステムインテグレーション企業です。パーパスとして「世の中をもっとSmartに」を掲げ、洗練された快適な世の中の実現を目指し、あらゆる領域の顧客に付加価値の高いITサービスを提供しています。
代表者: 代表取締役社長 小林 裕嘉
創業: 1962 年(昭和 37 年)10 月 16 日
上場市場: 東京証券取引所 プライム市場(証券コード 4687)
資本金: 9 億 7,040 万円(2023年4月現在)
所在地: 東京都渋谷区代々木 3-22-7 新宿文化クイントビル
URL: https://www.tdc.co.jp/
ENEOS 導入事例紹介ページ
URL: https://www2.tdc.co.jp/digitaltechnology/cases/152
TDCソフト株式会社(代表取締役社長:小林 裕嘉、以下:当社)は、ENEOS株式会社(代表取締役社長:齊藤 猛、以下、ENEOS)の、脱炭素・循環型社会実現に向けた研究開発において、柔軟かつスピーディに各種の開発を進めるために当社のアジャイル開発手法をフル活用し、同研究開発を力強く加速させることができました。
(ENEOS株式会社 中央技術研究所 先進技術研究所 低炭素技術グループ チーフスタッフ 原田 耕佑氏(左)・有賀 暢幸氏(右))
当社のアジャイルが採用された背景と目的
世界的な最重要課題のひとつである気候変動により、エネルギー産業は化石燃料から再生可能エネルギー活用へと大きな転換を迫られています。しかし、自然由来の再生可能エネルギーを安定活用するには未だ課題が多く、各社とも試行錯誤を続けている状況です。
日本を代表するエネルギー企業のENEOSも例外ではなく、同社の中央技術研究所では、水素エネルギーや多様なエネルギー機器を統合制御して1つの大きな発電所のように機能させるVPP(Virtual Power Plant)の推進、水素キャリア製造技術、合成燃料開発など脱炭素・循環型社会に向けた様々な取り組みを実施しています。このような研究開発のプロジェクトにおいて当社の具体的で要件の柔軟性を理解した提案が評価され、当社のアジャイル開発を採用いただきました。
アジャイル及び当社を採用したポイント
■研究開発は常に流動的で先が明確ではなく、研究者自身が思いつきをすぐに試してみたいと思うこともあり、そのような要求に応えるにはアジャイルという進め方が最適と判断
■当社の 2週間スプリントでのスクラム(※)を活用するという、具体的かつ「要件の柔軟性」を理解した提案から、アジャイルに対する知見が最も高いと評価
※スクラムとは、アジャイルの実践において一般的なフレームワーク。 スプリントは、スクラムにおいてチームが作業を行う一定の期間を指し、これを繰り返すことでチームは価値を生み出す。
アジャイル導入前の課題
■社会課題を解決するため研究開発の加速が求められている
■エネルギー機器の制御試験は機器がある現地に赴く必要があった
■複数の機器を束ねて制御試験を行う環境がなかった
アジャイル導入後の成果
■研究にありがちな「あいまいな要件」に対して迅速に対応
■ネットワーク越しに制御試験を行える環境を構築できた
■多くの機器を容易に接続し総合的な試験を行えるようになった
アジャイルで開発したシステム
■開発開始から3か月後に太陽光発電、水素発電、蓄電池などの稼働状況を監視・管理する「hammock(R) EMS (ハンモックEMS)」をリリース
■蓄電池制御シミュレーターを開発。2022年10月にベータ版を提供し、UI/UXの改善や機能強化を継続している
■東京都東村山市とENEOSが実施している電気自動車を活用したエネルギーマネジメントサービスに関する実証実験において、システムの見える化画面の開発。2023年1月にベータ版を提供。
いずれもアジャイルならではのスピード感で開発が進んでおり、これらの成果が認められENEOS社内へのアジャイル推進の理解が得られています。
ENEOS 中央技術研究所 先進技術研究所 副所長 梶田琢也様は次のように述べています。
「ENEOSでは、デジタル領域の研究開発を強化しており、開発した要素技術をサービスやシステムに素早く展開し、要件や市場環境の変化に合わせて高速にアップデートすることが強く求められています。TDCソフト様のアジャイルサービスでは、スクラム手法をはじめとするアジャイルなシステム開発ノウハウを有する経験豊富なメンバーがチームをリードすることで、ENEOSの研究成果のスピーディな実装を実現いただいています。このサービスは、要件が流動的なあらゆるシステム開発に適用可能で、ビジネスの加速を強力に支援するサービスであると確信しております。私たちは今後ともTDCソフト様と連携し、デジタル技術を活用して脱炭素社会の構築に貢献してまいります」
当社のアジャイルについて
当社は、お客様のビジネススピードを加速させるためのアジャイルサービスを提供します。「アジャイル」というとソフトウェア開発だけにフォーカスが当たりがちですが、DXの推進や、ビジネススピードを加速させるためには、組織のマインド・仕組みを戦略・企画立案段階から変えていくことが大事な要素として考えます。当社は、お客様の組織の変革のサポートから、サービス企画、実行前トータルでお客様の変革をサポートいたします。
URL: https://www.tdc.co.jp/product/agile/
※本リリースに記載された法人名・商品名は、各法人の商標または登録商標です。
TDCソフトについて
TDCソフトは、社会や市場の潜在ニーズを捉え、デジタル技術の新たな潮流に対応した次世代型のシステムインテグレーション企業です。パーパスとして「世の中をもっとSmartに」を掲げ、洗練された快適な世の中の実現を目指し、あらゆる領域の顧客に付加価値の高いITサービスを提供しています。
代表者: 代表取締役社長 小林 裕嘉
創業: 1962 年(昭和 37 年)10 月 16 日
上場市場: 東京証券取引所 プライム市場(証券コード 4687)
資本金: 9 億 7,040 万円(2023年4月現在)
所在地: 東京都渋谷区代々木 3-22-7 新宿文化クイントビル
URL: https://www.tdc.co.jp/
ENEOS 導入事例紹介ページ
URL: https://www2.tdc.co.jp/digitaltechnology/cases/152
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