MURO、前期経常を30%上方修正

配信元:株探
投稿:2023/05/11 15:30
 ムロコーポレーション <7264> [東証S] が5月11日大引け後(15:30)に業績修正を発表。23年3月期の連結経常利益を従来予想の5.9億円→7.7億円(前の期は19.6億円)に30.3%上方修正し、減益率が69.9%減→60.8%減に縮小する見通しとなった。

 会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常損益も従来予想の1.4億円の赤字→0.3億円の黒字(前年同期は8.9億円の黒字)に増額し、一転して黒字に浮上する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 1.連結業績 通期の連結業績予想につきましては、2023年2月13日公表の数値に対して、売上高は材料価格等の売価反映による増加分もあり0.9%減少ながらほぼ予想通りとなりました。営業利益につきましては、材料価格等の売価反映による収益改善効果が想定を上回ったことにより、前回予想を24.9%上回りました。経常利益につきましては、円安に伴う為替差益237百万円の発生により、前回予想を30.3%上回りました。以上の様な要因により、親会社株主に帰属する当期純利益は前回予想を33.5%上回りました。2.個別業績 通期の業績予想につきましては、2022年11月10日公表の数値に対して、売上高は材料価格等の売価反映はあったものの半導体不足に伴う減産が続き、前回予想を1.8%下回りました。経常利益につきましては、為替差益253百万円の計上がありましたが、原材料やエネルギーコスト等の上昇、減産に伴う効率悪化を受け、前回予想を28.8%下回りました。当期純利益につきましては、連結子会社の関係会社株式評価損660百万円を特別損失に計上したことにより、前回予想を85.5%下回りました。3.子会社株式評価損(個別)の計上について 当社の連結子会社であります睦諾汽車部件(湖北)有限公司につきましては、立上げ以来コロナ禍環境での事業を余儀なくされたことにより厳しい財政状況にあり、当社が保有する同社株式の実質価額が低下したため「金融商品に関する会計基準」に基づき、子会社株式の減損損失として関係会社株式評価損660百万円を特別損失に計上することといたしました。なお、関係会社株式評価損は、個別財務諸表において計上するものであり連結決算においては消去されるため、連結業績に与える影響はございません。(注) 上記に記載した予想数値は、発表日現在において入手可能な情報に基づき判断した見通しであり、多分に不確定要素を含んでおります。実際の業績等は、業況の変化等により、上記予想数値と異なる場合があります。
配信元: 株探

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