コンセック、前期最終を一転赤字に下方修正

　コンセック <9895> [東証Ｓ] が5月10日大引け後(16:00)に業績修正を発表。23年3月期の連結最終損益を従来予想の4000万円の黒字→200万円の赤字(前の期は6000万円の黒字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。ただ、通期の連結営業利益は従来予想の5000万円→5100万円(前の期は3億2500万円)に2.0％上方修正し、減益率が84.6％減→84.3％減に縮小する見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結最終利益も従来予想の1億0200万円→6000万円(前年同期は7700万円)に41.2％減額し、一転して22.1％減益計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　当社主力製品である小型油圧ワイヤーソーの電動化キット（新製品）を2023年３月までに発売予定としていたところ、半導体不足による部材供給の遅延から発売時期が翌事業年度にずれ込むなど、半導体不足の影響による納期の長期化により、連結及び個別業績予想における売上高は、いずれも前回発表しました予想を下回る見込みとなりました。　また、利益面については、上記売上高の減少に伴う利益の減少に加え、上記１の特別損失を計上した結果、連結業績予想については親会社株主に帰属する当期純利益が、また、個別業績予想については当期純利益が、前回予想を下回る見込みとなりましたので修正いたします。　なお、今回の業績予想の修正に伴う配当予想の修正はありません。